「起業して、失敗したかも!?」と思ったときに読んで欲しい本
【ほんをうえるプロジェクトのイチオシ】

ほんをうえるプロジェクト
はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術
はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術
著者
マイケル・E.ガーバー/著 原田喜浩/訳
出版社
世界文化社
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もっと自由に、好きなことを仕事にしたい。そんな思いから、実際に自分の会社やお店を開く人は多いかもしれません。今日ご紹介するのは、発売から15年が経っていながら全く古びない、スモールビジネスのノウハウ本です。

「はじめに」の見出しは、「どうして多くの人が起業に失敗するのだろうか?」というキビシイ言葉から始まります。起業する人が誰でも必ず陥るワナがあり、それは「事業の中心になる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」と思い込んでしまうこと……。
経営者には3つの人格<起業家><マネジャー><職人>が必要で、そのバランスが取れることで能力を発揮することができる、そしてその人格は誰もが併せ持っている、と著者は書いています。けれど残念なことに、その3つの人格をもともとバランスよく備えている人はほとんどいないそうです。そして、起業する人の7割は職人タイプ。だとしたら、専門的な能力を武器に起業してしまったら、失敗してしまうのでしょうか?

それに対する解答は、著者と経営に悩む女性サラの対話形式でしめされます。サラはパイ好きが高じてパイ専門店を開店した、典型的な職人タイプ。3年で経営に行き詰まり、起業したのは誤りだったのだろうかと思い始めます。友達の「あなたのパイはこんなにおいしいのに、お店をださないなんてもったいないわ!」という言葉を信じてしまった。ただ好きだからという理由で起業してはいけなかったの? もう、パイを焼くことも楽しく思えなくなってしまった……。
ついサラに感情移入してしまうくらい読みやすいので、サラがぶつかっている問題を一緒にひとつひとつ紐解いていくうちに、自分で経営する際に必要な考え方を理解してゆきます。目指したことをあきらめず、けれどただ根性でしがみつくというのも違う、自分と会社がともに成長するための方法。タイトルが『はじめの一歩を踏み出そう』ですが、これから踏み出す人だけでなく、すでに起業して悩んでいる人にもおすすめしたいです。

かつてアメリカのアンケートではビジネス書NO.1に選ばれ、たくさんの起業家に支持され続けている、知る人ぞ知るビジネス書。コミック版もあるのですが、ビジネス書には珍しいレディスコミック風イラストで、サラの成長をよりドラマチックに体験することができるので、こちらもおすすめです。

はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術 コミック版
はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術 コミック版
著者
マイケル・E・ガーバー/翻案 五島慎太郎/シナリオ 小牧成/マンガ
出版社
世界文化社
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ほんをうえるプロジェクト 船田真喜

「ほんをうえるプロジェクト」とは?

植物に水をやってゆっくりと育てるように、本ももっとていねいに売っていこうと、出版総合商社トーハンがはじめたプロジェクトです。新刊やベストセラーに限らず、独自の手法で良書を発掘し、本屋さんにご提案しています。同じ趣味をもった方同士がつながれる、「 #好きな本を語ろう 」というコミュニティを運営中です。ぜひご参加ください!

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公開日:2018/03/30
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