30代に送る、キャリアについて悩んだときに読む本5選
仕事、夫婦関係、生き方。人生の転機を迎えたあなたへ

mihtiander/iStock/Thinkstock

「今の仕事を続けていいのだろうか」「パートナーとの関係を改善するにはどうしたらいい?」「そもそも、人生全体を俯瞰してありたい姿をじっくり考えてみたほうがよいのではないか」

就職、転職、転勤、異動、独立、結婚、出産、移住。キャリアの転機は人生につきもの。とりわけ30代は仕事でもプライベートでも、思わぬタイミングで転機を迎えることも少なくありません。

キャリアの理論家クランボルツは、「計画された偶発性理論(プランド・ハップンスタンス・セオリー)」の中で、「偶然の出来事や出会いをキャリアに活かす」ことの重要性を説いています。現実には、偶然訪れたチャンスの波に身を任せるほうがいいときもあれば、自らこれまでとは違う一歩を踏み出すことを決断したほうがいい場面もあるでしょう。

そんな人生の転機を迎えたとき、心の支えになってくれるのが先人たちの知恵。今回はキャリアに悩んだとき、道を切りひらく勇気をくれる5冊の本を紹介します。

生き方
生き方
著者
稲盛和夫
出版社
サンマーク出版

言わずと知れた名経営者、稲盛和夫氏の『生き方』。稲盛氏は経営判断で迷ったとき、人間として正しいことを貫くという「原理原則」に立ち戻るようにしていたといいます。たとえ損をしても自分の中の哲学を貫けるかどうか。これは経営に限らず人生で直面するさまざまな意思決定における判断軸になってくれます。
「不可能を可能に変えるには、まず『狂』がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていくこと」。この言葉に背中を押される読者も多いのではないでしょうか。『生き方』は今後進むべき道を照らし出す道しるべとなってくれることでしょう。

グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略
グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略
著者
グロービス経営大学院 村尾佳子
出版社
東洋経済新報社

「人生100年時代」が到来しつつある現在。30代になると、管理職をめざすのか、新たな専門性を身につけるべく思い切ってキャリアチェンジをするのか。迷う局面は増える一方です。そんなとき、本書は「キャリア設計・見直し」の心強いテキストになってくれます。
キャリア設計において大事なのは、「自分のありたい方向性を明確にし、最善の準備をし、チャンスを逃さず掴み取る」こと。そのための実践的な方法を、「分析編」「戦略立案編」「事例編」の3部構成によって明らかにしていきます。この1冊を使いこめば、おのずと自分の価値観が浮き彫りになり、めざすべきキャリアが見えてくるはずです。

夫婦という病
夫婦という病
著者
岡田尊司
出版社
河出書房新社

これから人生のパートナーを探す方、今のパートナーとの関係性に悩んでいる方も必読の一冊がこちら。夫婦関係におけるさまざまな悩み、関係性の変化を21のケーススタディとして描き、その事象の裏にある心理を、精神科医の立場から丁寧に分析していきます。キーワードは、対人関係を形成する際にみられる心理的な傾向、「愛着スタイル」。夫婦の問題には、幼少期の家庭環境や親との関係性が色濃く影響を及ぼしており、互いの愛着スタイルの違いを理解することが重要だといいます。
どんな関係性を築けば、相手にとっても自分にとっても幸せな生き方につながるのか。結婚・パートナーシップについて悩んだときに、不安を解き、自分らしい選択をしようと思わせてくれる一冊です。

新装版現代訳 職業としての学問
新装版現代訳 職業としての学問
著者
マックス・ウェーバー 三浦展(訳)
出版社
プレジデント社

社会学の大家マックス・ウェーバーの講演録を、現代の日本の文脈で訳した一冊です。ウェーバーの講演が行われたのは1917年、今から実に100年前。ですが、驚くべきことに、語られている内容は現代においても色あせることのない本質的なものばかり。
「自分の専門とする領域に対して、人から笑われるくらいの情熱がなければ学者にはなれない」。これは学者に限らず、どんな職業にも当てはまることでしょう。目の前の仕事の意義が見えづらくなったとき、自身の職業観を問い直すうえで有用な視座を与えてくれます。

道は開ける
道は開ける
著者
デール・カーネギー 東条健一(訳)
出版社
新潮社

デール・カーネギーの歴史的名作である『道は開ける』。本書は、カーネギーの教えの中でも特に重要な部分を、24個のMaxims(格言)という形で紹介した一冊です。人生の転機で新たな一歩を踏み出すときは、急に不安が押し寄せてくることもあるでしょう。そんなとき、カーネギーの言葉は、不安をありたい姿に近づく原動力に変えてくれるはず。
「悩みを克服する」という強い決意とともに、カーネギーの言葉を「実践」に移すことで、自分を変える勇気が湧いてくるのではないでしょうか。フライヤー読者の方々にとって、どうか自分らしい道が開かれますように。

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文責:松尾 美里 (2017/11/29)
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