「朝読書」のメリットと習慣化のコツ
朝活にもぴったり!

「朝読書」のメリットと習慣化のコツ

みなさんは朝の時間を有効活用できているでしょうか。どうしても朝はバタバタするもので、朝活をしたいと思っても、実践するのは難しいですよね。

気づけば身支度や家族とのやり取りに追われ、朝は何もできずに過ごしてしまう人も多いでしょう。また、夜は夜で家事・育児などに時間を取られたり、スマホやテレビに夢中になってしまったりして、読書の時間を確保できていない人も多いのではないでしょうか。

そんな「朝の時間を有効活用したい」と「読書の時間を確保したい」という2つのお悩みを一挙に解決できるのが「朝読書」の習慣です。この記事では朝読書とは何か、そのメリットや習慣化のコツを含めて紹介します。

朝読書とは

朝読書とは、文字通り「朝に読書をすること」です。

朝は身支度や通勤、家族とのやり取りなどに時間を取られてしまいがちですが、工夫次第では読書の時間が確保しやすくなります。

たとえば、電車の中や、駅での待ち時間をうまく活用すれば、5分〜10分程度の読書が可能となるでしょう。余裕があれば、始業前にカフェや公園などでゆったり読書をするのも気持ちがいいものです。

朝起きてすぐにSNSを見たりテレビをつけたりしてしまう人も、その時間を読書に充てることで、朝読書が習慣化します。

教育機関に目を転じてみると、朝会や授業が始まる前の5分〜10分の間だけ自分の読みたい本を読むという「朝の読書活動」も行われている学校も多く見られます。

実際、文部科学省は「文部科学白書」において、朝の読書活動に言及しています。文部科学白書では、「学校における読書活動の推進」と題し、「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことができないものです」としています。

もちろん、子どもと大人で時間の使い方が大きく異なるのは当然のこと。大人になるとなかなか読書の時間を作るのは難しいものですが、ぜひ「朝読書」の習慣を取り入れて、毎日少しずつでも読書をする習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?

朝読書のメリット

ここからは、朝読書のメリットを5つ紹介します。

(1)落ち着いて本を読める

朝読書のメリットの1つ目は、落ち着いて本を読めること。

打ち合わせの予定が入ったり、電話がかかってきたりしづらい朝の時間帯は、集中して読書に取り組むのにぴったりの時間帯です。

(2)モチベーションアップにつながる

朝読書のメリットの2つ目は、モチベーションアップにつながること。

朝から自己研鑽の時間を確保できれば、「自分は頑張っている」という感覚を持つことができ、モチベーションが上がります。一日あたりたった1ページだけでも、「今日も読書できた」という手ごたえが得られるでしょう。

(3)効率的にインプットできる

朝読書のメリットの3つ目は、効率的にインプットできること。

睡眠をたっぷりとった翌朝は、脳内がクリアな状態となっているため、本の内容を理解しやすいもの。疲れ切った夜の時間帯よりも効率的にインプットできます。

「本を読んでもなかなか頭に入ってこない」「文字を追ううちに眠くなる」「何度も同じ行を読んでしまう」という方は、朝読書を試してみてはいかがでしょうか。

(4)本で得た知識をすぐ実践に移せる

朝読書のメリットの4つ目は、本で得た知識をすぐ実践に移せること。朝読書は、夜の読書とは異なり、本で得た知識をその日のうちに試せます。

本で得た知識は、頭に入れる(=インプット)だけだとすぐに忘れてしまいます。知識を定着させたいなら、すぐに実践(=アウトプット)してみましょう。

たとえば、本で「効率的にメールチェックする方法」を学んだのであれば、その日の仕事でその方法を試してみます。そうすれば、「うまくできた」「自分には合わない」などといった結果がすぐに得られて、知識が定着するだけでなく、改善を進めることもできます。

他にも、本に書いてあったことを同僚や友人、家族などに話すのもアウトプットの一つ。まずは、朝読書で得た知識をその日のうちにアウトプットすることを意識してみましょう。

(5)スマホを見る時間を減らせる

朝読書のメリットの5つ目は、スマホを見る時間を減らせること。

朝読書のリズムが定着すると、早寝早起きを意識するようになるだけでなく、夜も本を読みたくなるでしょう。

夜寝る前にスマホを見ると、ブルーライトの刺激によって眠りにつきにくくなってしまったり、睡眠の質の低下につながったりすると言われています。また、ただ単純に、「スマホに夢中になり、時間を浪費してしまった」と自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

スマホのアプリではなく本を開く習慣がつけば、スマホを見る時間を減らせて、より有意義かつ健康的に時間を使えるようになるはずです。

朝読書を継続するコツ

次に、朝読書を習慣化するコツを5つ見ていきましょう。

(1)最初から頑張りすぎない

1つ目のコツは、最初から頑張りすぎないこと。

朝読書に限らないことですが、何か新しい習慣を取り入れようとするとき、最初から頑張りすぎるのは厳禁です。頑張りすぎるとあっという間に息切れしてしまいますし、高すぎる目標を立てると、それが達成できなかったときに気分が落ち込んでしまうためです。

最初のうちは「1ページだけ読む」「3分だけ読む」など、負担にならないレベルから始めましょう。慣れたら少しずつ量や時間を増やしていけばいいのです。

読書習慣は「太く・短く」より「細く・長く」が理想。量や時間は少しずつでもいいので、朝読書の習慣を長く継続できるように工夫しましょう。

(2)テンションが上がる本を選ぶ

2つ目のコツは、テンションが上がる本や好きな本を選ぶこと。

朝読書を継続するためには、「読書=楽しいもの」というマインドが必要です。そのようなマインドを保つために、テンションの上がる本を選んでみましょう。

役に立つから読むという気持ちも必要ですが、朝読書が習慣化するまでは、純粋に本を楽しむことを意識しましょう。

(3)お気に入りのカフェなどで読む

3つ目のコツは、お気に入りのカフェなどで読むこと。

なかなか読書習慣が定着しない方は、場所を変えてみてはどうでしょうか。特に、わくわくするような素敵なカフェで本を読むのがおすすめです。気分が上がり、あっという間に時間が過ぎていくでしょう。

これから朝読書を習慣化したい人は、一番集中できるお気に入りの場所を見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか。

(4)記録をする

4つ目のコツは、記録をすること。

「朝読書できた日はカレンダーにチェックマークをつける」など、継続できていることを目に見える形にすると、習慣化のモチベーションがアップします。

毎日継続している実感が生まれると、朝読書の時間が待ち遠しくなるでしょう。

(5)朝読書仲間をつくる

5つ目のコツは、朝読書仲間をつくること。

朝読書に限らず、何かを習慣化する際には誰かと一緒に取り組むのがおすすめです。

一緒に朝読書する仲間がいれば、仮に自分がサボりたくなっても「今日も頑張ろうよ」「サボっちゃだめだよ」と励ましてもらえます。カフェに集合したり、オンライン会議ツールを使ったりして、同じ時間を共有するようにすれば、より習慣化しやすくなるでしょう。

また、朝読書仲間をつくれば、読んだ本の内容を共有することもできます。

自分の本棚と朝読書仲間の本棚では、並んでいるラインナップが異なるはずです。他の誰かの好きなものや興味があるものを知ることで、自分の世界をより広げていくことができるでしょう。

まとめ

朝読書の第1歩として、本の要約を読むことから始めてみてはいかがでしょうか。

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文責:フライヤー編集部(2023/11/08)