フライヤーでは全国の未来屋書店103店舗(2022年12月現在)に、POPに掲載されているQRコードを読み込むことによって、その場で本の要約を読むことができる“フライヤー棚”を設置しています。フライヤー棚には毎月の閲覧ランキングベスト10のほか、フライヤーで話題の書籍を常時30点ラインナップしています。
今回はその中から最も売れた3冊をピックアップ。今読むべき本をこの機会にぜひチェックしてみてください!
もうすぐ2022年も終わろうとしています。今回1位に輝いたのは、先月に引き続き『限りある時間の使い方』でした。2022年6月に刊行されて以来、約半年で28万部を突破しているベストセラーが、フライヤー棚でもその存在感を発揮しています。
「タイパ」という言葉が「今年の新語2022」の大賞に選ばれたように、オンライン化が進む中、時間の効率化(タイム・パフォーマンス)がますます重要視されるようになりました。通販で購入した商品が当日中に届くこともあるほど便利な時代になったのに、わたしたちは時間のなさに焦るばかりです。
本書はそんな忙しい現代人に向けて、「時間をコントロールすることは諦めるべきだ」と説いています。誰にとっても残された時間は決して多くありません。その事実を認め、自分が本当にやりたいことに注力してみてはいかがでしょうか。年末年始に読み、2023年の時間の使い方を考えてみるのもいいかもしれません。
第2位に輝いたのは、内向型の方にとって間違いなくバイブルとなる『「静かな人」の戦略書』でした。
初対面の人と緊張してうまく話せない、軽い雑談がストレス――。こうした内向型の特徴に「あるある!」と机を叩いて叫びたくなった人は、外向型が評価されやすいビジネスシーンで少なからず苦労しているのではないでしょうか。本書がテーマにするのは、そんな内向型人間が外向型ビジネス社会を生き抜く方法です。
例えば、内向型人間にはスピーチを苦手と感じる人が多くいます。しかし、内向型だからこそできる、徹底した情報収集やスピーチ練習は大きな強みになるもの。細かいところまで気を配ったスピーチは、必ず相手にも伝わり、評価されます。自分を大きく見せようと無理をする必要はありません。
内向型人間には独自の強みがあります。本書を読んで、自分らしさを生かしつつ活躍する戦略を立てていきましょう。
第3位には、自律神経と上手につき合っていく秘訣がわかる『リセットの習慣』がランクインしました。自律神経を軸として、悪い流れを断ち切り、いい流れをつくるための99の行動習慣が紹介されています。
例えば、コロナ禍がもたらした停滞モードを断ち切れず、心も体もスッキリしないと悩んでいる方は、一週間のうち一日を「リセットデー」にしてみるのはいかがでしょうか。その日は仕事を早く切り上げてお気に入りのカフェでお茶を飲むなどし、気持ちを切り替えます。
自律神経の調査では、1週間のうち「木曜日に一番数値が悪くなる」との結果が出ています。多くの人は月曜日から仕事を始めるため、木曜日になると疲れが溜まってくるからです。リセットデーを設け、意識的に「一週間の区切り」を入れることで、日々の生活にリズムが生まれるはずです。
本書で紹介されている「悪い流れを断ち切る」習慣で、新しい流れを作っていきましょう。