コロナ禍がもたらした停滞モードを断ち切れず、心も体もスッキリしないと悩んでいる人も多いだろう。そんなときは大胆かつ意識的なリセットが必要だ。「新しい習慣を取り入れる」と「とにかく『動くほう』を選択する」をテーマにしよう。
新しい習慣としておすすめしたいのは、一週間のうち一日を「リセットデー」にすること。リセットデーには、少しだけ特別なランチを食べたり、仕事を早く切り上げてお気に入りのカフェでお茶を飲んだりして、気持ちを切り替えるようにする。
自律神経の調査でも「木曜日に一番数値が悪くなる」との結果が出ている。多くの人が平日に仕事をしているため、木曜日には心身ともに疲れがたまっているからだ。
木曜日に限らず、重要な定例会議の翌日でもいいし、楽しみにしているマンガやドラマが公開される曜日でもいい。リセットデーを設けて意識的に「一週間の区切り」を入れれば、日々の生活にリズムが生まれるはずだ。
道を歩いているとき、通りかかった神社を「なんだかいいな」と思う。SNSで知人が「美術展に行ってきました」と投稿しているのを見て、「自分も行ってみたいな」と感じる。誰しもこのような経験があるだろう。
そんなときは、あえて「行動するほう」を選ぶようにしてみよう。自律神経を整える上で大切なのは、自分からいい流れをつくること。行動するのは面倒でも、動いてみれば必ずいい気分になるし、小さな達成感が得られる。リラックスできて、コンディションが上がるだろう。
もう一つ習慣化したいのは、一日の終わりに「今日、行動するほうを選んだこと」を日記や手帳に書いてみることだ。この習慣によって、「いかに自分が行動するほうを選んでいないか」に気づけるだろう。やがて少しずつ「行動するほう」を選べるようになってくると、その達成感がやみつきになり、どんどんアクションを起こせるようになる。
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