リタイアした人たちには共通して直面する問題がある。それは、有り余るほどの時間、手持ち無沙汰、時代から取り残されたような感覚、未知のものへの恐れを伴う将来への不安などだ。仕事一筋で頑張ってきた人ほど、この悩みは大きいだろう。
それらの悩みを払拭してくれるのが、自分の中にあるはずの創造性だ。人は誰でもクリエイティブである。創造性を極めるのに遅すぎることはないし、自己表現の意欲は決して衰えない。
本書は、子供の頃は持っていたはずの創造性を取り戻し、人生の後半を輝かせたいと願う人のための、12週間のコースだ。次の4つの基本的なツールを使ってワークを行う。もはや「時間はない」という言い訳は通用しない。有り余る時間と、今までの経験を使って、人生の後半は創造性の開発に取り組もう。12週続ければ、あなたはまだ創造されていない、別の人生に向かっていくことができる。
12週間毎日書くのが「モーニング・ページ」だ。書く内容はまったくの自由。朝一番、3ページほどを目安に、ノートに手書きで思ったことを書いていく。これは誰にも見せない。著者のおすすめは、思考を狭めない、A4サイズの大きめのノートだ。
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