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本書では「1分で伝える」ためのプレゼンでの話し方を中心として、「伝わる話し方」を紹介している。そもそもプレゼンは「人を動かす」ために行うものだ。したがって、その目的を達成するために、根回しからアフターフォローまで、できることはなんでもやるべきだというのが、著者の主張だ。
結論から話すのはビジネスの基本だが、では結論とは何なのか。こういった根本的な問題から、あえて上司に「突っ込ませる」などの応用的なテクニックまでを幅広く取り上げている。1分で伝えるためのテクニックは実践的なものばかり。たとえば、プレゼンにおいて「結論」「3つの根拠」という骨組みを意識すると相手に伝わりやすい。
さらには、取引先の社長との商談や、会議の収拾がつかなくなってしまった場合など、ビジネスの場で直面しそうなさまざまなシーンが想定されているのもありがたい。プレゼンが苦手な人はもちろん、プレゼン力に自信を持っている人も、読めば新たな気づきを得ることができるだろう。
全世界で4000万部以上を売り上げている間違いのないベストセラーであり、生き方を導くだけでなく、ビジネスの成功にもつながる人生哲学として、日本でも数多くのビジネスリーダーに愛されてきた一冊だ。
著者が大事にするのは「人格主義」である。表面的な社交性などに手をつける前に、謙虚・誠実・勇気・勤勉・節制などにより内面を鍛え上げることで、長期的な成功に近づける。その土台づくりとして本書は、「私的成功」(自立する)、「公的成功」(他者と力を合わせて相互依存の関係を効果的に築く)、「再新再生」(自分自身の刃を研ぎ、他の習慣をさらに成長させる)という3ステップの習慣を、7つに分けて紹介している。
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