一生折れない自信のつくり方

未読
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一生折れない自信のつくり方
出版社
アチーブメント出版

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出版日
2016年02月18日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「自信がない」と口にする人は多い。しかし、自信とは解釈・思い込みであり、自分で積み上げていくものであると、本書の著者・青木仁志氏はいう。つまり自信はあると思えばそれだけで存在するし、今はなくても自分でつくっていけるものなのだ。

「そんなに簡単なら苦労はないよ」という声も聞こえてきそうだが、ご安心を。青木氏は選択理論心理学を使った人材育成を行うアチーブメント株式会社のトップであり、自らが講師を務める講座『頂点への道』の受講生は、28年間で累計3万人を超える。自身の生い立ちは、溶接工見習いからキャリアをスタートさせ、生きるだけで精一杯の生活から這い上がってきた。苦しい経験から生み出された言葉には説得力があり、読み進めるほどに「自分の人生は自分でつくっていくものだ」という気概が芽生えてくる。

シリーズ累計30万部を突破しているベストセラー「一生折れない自信のつくり方」シリーズの元祖である本書は、「当たり前だが大切なこと」を再認識させてくれるからこそ読み継がれているのだろう。実際、著者は自信をつける最初の一歩は思い込みを変えることであると説く。マイナスの思い込みをプラスに変えることができれば、人生は必ず好転する――と。そして、「今できることを精一杯やる」「感謝の心を伝える」など、地味だが小さなことを繰り返すことで、「一生折れない自信」をつけることができるのだという。

人生も自信も自分でつくっていくもの。まずは本書を一読し、そのヒントを得ていただきたい。

ライター画像
矢羽野晶子

著者

青木仁志(あおき さとし)
北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネジャーとして数々の賞を受賞。 その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年、32歳で選択理論心理学を基礎理論としたアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、42万名の人財育成と、5,000名を超える中小企業経営者教育に従事している。
自ら講師を務める公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で700回毎月連続開催達成、新規受講生は36,574名を数え、国内屈指の公開研修へと成長している。同社は、Great Place To Work® Institute Japanが主催する「働きがいのある会社」ランキングにて6年連続ベストカンパニーに選出(2016-2021年度、従業員100-999人部門)され、また、日経新聞による『就職希望企業ランキング』では、社員数300名以下の中小企業にて最高位(2014年卒対象 就職希望企業ランキング第93位)を獲得。2019年4月からは一般社団法人 日本経済団体連合会に加入。
現在では、グループ6社となるアチーブメントグループ最高経営責任者・CEOとして経営を担うとともに、一般財団法人・社団法人など4つの関連団体の運営と、医療法人の常務理事を務めている。
2010年から3年間、法政大学大学院政策創造研究科客員教授として教鞭を執り、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の審査委員を7年間歴任。また、復旦大学 日本研究センター 客員研究員、公益社団法人 経済同友会 会員としても活動している。
著書は、30万部のベストセラーとなった「一生折れない自信のつくり方」シリーズ、 松下政経塾でも推薦図書となった『松下幸之助に学んだ「人が育つ会社」のつくり方』(PHP研究所)、『志の力』など累計61冊。解題は、ナポレオン・ヒルの『新・完訳 成功哲学』をはじめ、計5冊。 一般社団法人日本ペンクラブ正会員・国際ペン会員としても活動。

本書の要点

  • 要点
    1
    一生折れない自信をつくるのは、ほかでもない自分である。
  • 要点
    2
    「自信」とは、自分に対するポジティブな思い込みだ。小さな成功体験をコツコツ積み上げていくことで自己イメージを高め、自信を育てることができる。
  • 要点
    3
    「その人の人生=先天的特質×環境×本人の選択」である。「先天的特質」以外は、自分の意志で変更可能だ。
  • 要点
    4
    目標達成の秘訣は、目の前の課題をクリアしていき、少しずつ基準を上げていくことである。

要約

【必読ポイント!】 人生は自分の力で変えられる

自信とは「思い込み」である

「自信」とは何か。著者は「その人の、その人自身に対する肯定的な『解釈』や『思い込み』」であると定義する。自信の有無を決めるのは、ほかの誰でもない自分自身だ。「自信がある」と思えば存在するし、「ない」と思えばなくなる。もし「自分に自信がもてない」と悩んでいるなら、その思い込みを変えるところから始めてみよう。

とはいえ、プラスの思い込みをもつことは簡単ではない。なぜなら、思い込みは「自己イメージ」によって決まるからだ。自己イメージとは、自分で自分をどのように見ているかという「自分像」のことであり、自信の有無(思い込み)に大きな影響を与えている。自己イメージが高い人は、自分が好きで自信にあふれ、何事にも積極的に取り組む。一方、自己イメージの低い人は何に対しても消極的で、すぐにあきらめてしまう。自己イメージの本質にあるのは、自分の力で物事を成し遂げた体験の数である。高い自己イメージをもつ人ほど、成功体験や突破体験を数多く経験している。

自信のもととなる「自己イメージ」を高めるためには、自分の手で成功・突破体験の量と質を増やしていくほかない。一生折れない自信をつくるのは、ほかでもない自分自身なのである。

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要約公開日 2022.03.16
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