著者
青木仁志(あおき さとし)
北海道函館市生まれ。若くしてプロセールスの世界で腕を磨き、トップセールス、トップマネジャーとして数々の賞を受賞。 その後に能力開発トレーニング会社を経て、1987年、32歳で選択理論心理学を基礎理論としたアチーブメント株式会社を設立。会社設立以来、42万名の人財育成と、5,000名を超える中小企業経営者教育に従事している。
自ら講師を務める公開講座『頂点への道』講座スタンダードコースは28年間で700回毎月連続開催達成、新規受講生は36,574名を数え、国内屈指の公開研修へと成長している。同社は、Great Place To Work® Institute Japanが主催する「働きがいのある会社」ランキングにて6年連続ベストカンパニーに選出(2016-2021年度、従業員100-999人部門)され、また、日経新聞による『就職希望企業ランキング』では、社員数300名以下の中小企業にて最高位(2014年卒対象 就職希望企業ランキング第93位)を獲得。2019年4月からは一般社団法人 日本経済団体連合会に加入。
現在では、グループ6社となるアチーブメントグループ最高経営責任者・CEOとして経営を担うとともに、一般財団法人・社団法人など4つの関連団体の運営と、医療法人の常務理事を務めている。
2010年から3年間、法政大学大学院政策創造研究科客員教授として教鞭を執り、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の審査委員を7年間歴任。また、復旦大学 日本研究センター 客員研究員、公益社団法人 経済同友会 会員としても活動している。
著書は、30万部のベストセラーとなった「一生折れない自信のつくり方」シリーズ、 松下政経塾でも推薦図書となった『松下幸之助に学んだ「人が育つ会社」のつくり方』(PHP研究所)、『志の力』など累計61冊。解題は、ナポレオン・ヒルの『新・完訳 成功哲学』をはじめ、計5冊。 一般社団法人日本ペンクラブ正会員・国際ペン会員としても活動。
本書の要点
- 要点
1
一生折れない自信をつくるのは、ほかでもない自分である。 - 要点
2
「自信」とは、自分に対するポジティブな思い込みだ。小さな成功体験をコツコツ積み上げていくことで自己イメージを高め、自信を育てることができる。 - 要点
3
「その人の人生=先天的特質×環境×本人の選択」である。「先天的特質」以外は、自分の意志で変更可能だ。 - 要点
4
目標達成の秘訣は、目の前の課題をクリアしていき、少しずつ基準を上げていくことである。
要約
【必読ポイント!】 人生は自分の力で変えられる
自信とは「思い込み」である
「自信」とは何か。著者は「その人の、その人自身に対する肯定的な『解釈』や『思い込み』」であると定義する。自信の有無を決めるのは、ほかの誰でもない自分自身だ。「自信がある」と思えば存在するし、「ない」と思えばなくなる。もし「自分に自信がもてない」と悩んでいるなら、その思い込みを変えるところから始めてみよう。
とはいえ、プラスの思い込みをもつことは簡単ではない。なぜなら、思い込みは「自己イメージ」によって決まるからだ。自己イメージとは、自分で自分をどのように見ているかという「自分像」のことであり、自信の有無(思い込み)に大きな影響を与えている。自己イメージが高い人は、自分が好きで自信にあふれ、何事にも積極的に取り組む。一方、自己イメージの低い人は何に対しても消極的で、すぐにあきらめてしまう。自己イメージの本質にあるのは、自分の力で物事を成し遂げた体験の数である。高い自己イメージをもつ人ほど、成功体験や突破体験を数多く経験している。
自信のもととなる「自己イメージ」を高めるためには、自分の手で成功・突破体験の量と質を増やしていくほかない。一生折れない自信をつくるのは、ほかでもない自分自身なのである。
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要約公開日 2022.03.16
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