日本一忙しい経済アナリストが開発!

収入10倍アップ超速仕事術

未読
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収入10倍アップ超速仕事術
出版社
出版日
2023年08月02日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

著者の馬渕磨理子氏は、「日本一忙しいアナリスト」と紹介されることもあるくらい多忙な人物だ。この1年、通常の業務に加え、ベンチャー企業の社員としての仕事もしながら、200本の講演、200本のメディア出演、300本の記事執筆という、凄まじい量の活動をこなしたという。それでも「強がりではなく、毎日楽しく仕事ができています」と語っているから驚きだ。

本書では、そんな馬渕氏の豊富な経験から生まれた仕事術が紹介されている。ポイントは、仕事の効率を上げる時間術だけでなく、会話術、気づかい、メンタル・ハック、プレゼン術と、仕事に関わるテーマを網羅的に扱っている点だ。

その中でも本書の核となっているのはスケジュール管理だろう。スケジュール管理と聞くと、効率的な時間配分とその手法を想起する人も多いと思うが、馬渕氏のスケジュール管理術はそれほど単純なものではない。多忙すぎるほど多忙な著者がどのように時間の使い方を改善していったかという、努力と工夫の軌跡が感じられるものだ。経済アナリストならではの観点が加わり、ユニークでもある。

メディア露出も多く精力的に活動している著者だが、その姿勢は驚くほど謙虚だ。謙虚さゆえか、本書で紹介されている仕事術は、堅実に地道に、できることをしっかり積み重ねていく姿勢のもとで成り立っている。

仕事がうまくいかない、今の自分はこれでいいのだろうか……本書はそんな悩みを抱えるビジネスパーソンの心強い味方となってくれるはずだ。

著者

馬渕磨理子(まぶち まりこ)
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト/一般社団法人日本金融経済研究所代表理事/イー・ギャランティ株式会社(プライム上場)社外取締役 /株式会社FUNDINNO マーケティング・未上場マーケットアナリスト/フジテレビ「Live News α」・読売テレビ「ウェークアップ」レギュラーコメンテーター/NHK「日曜討論」・フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」など討論番組へ活動の幅を広げる。

同志社大学法学部卒業、京都大学公共政策大学院修了、公共政策修士。2013年、某関西医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年、独立系金融情報配信会社のアナリストに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・米国経済などの市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタル(現FUNDINNO)にも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。一般社団法人日本金融経済研究所の代表理事を務めシンクタンクとして金融・経済分野の政策提言を行なう。
雑誌・Webなど連載多数。『PRESIDENT』にも多数記事を掲載。『プレジデントオンライン』の執筆記事は、2020年に半年間で累計6000万PVを超える。講演活動やセミナーにも積極的に登壇し、「日本一多忙なアナリスト」として活動中。主な著書に『収入10倍アップ高速勉強法』(PHP研究所)、『5万円からでも始められる!黒字転換2倍株で勝つ投資術』(ダイヤモンド社)。

本書の要点

  • 要点
    1
    ビジネスにおいて最も信頼されるコミュニケーションスキルは、ロジカルに伝える力でも、流暢に説明する能力でもなく、自然な「声」と「言葉」で「自分の考え」を伝えるスキルだ。
  • 要点
    2
    「また会いたい」と思ってもらえる人になると、仕事の成功が近づく。具体的には、スタッフが能力をすべて発揮できるように気づかうことと、他社のスタッフに対してもほめ言葉をかけることを心がけたい。
  • 要点
    3
    年初に、年間の「行動計画シナリオ」を立てよう。目標を設定し、ターニングポイントを書き込み、強気シナリオ・中間シナリオ・弱気シナリオの3つのシナリオをつくる。

要約

会話術

自然体で向き合う

ビジネスにはコミュニケーション力が必要だとされているが、「成功者=話がうまい」とは限らない。むしろ口ベタな人のほうが成功していることもあるほどだ。

ビジネスにおいて最も信頼されるコミュニケーションスキルとは、ロジカルに伝える力でも、流暢に説明する能力でもなく、自然な声と言葉で、自分の考えを伝えるスキルだ。著者はその考えのもと、高齢の方が聞き取れるくらいのスピードと声のトーンで話すこと、中学生でもわかる言葉を使って話すこと、そしてネットや人から得た情報ではなく自分の考えを話すことを心がけている。

ビジネスで最も信頼される人は、自然体で相手に向き合う人だ。うまく話そうとしたり、魔法のようなテクニックを使おうとしたりする必要はない。

「ぶっこみワード」を効果的に使う
maroke/gettyimages

相手の長話をサクッと切り上げたいときには「ちなみに、○〇さん……」という魔法の言葉を使えばいい。ここで相手が黙った瞬間を見逃さず、次の話題に移ろう。

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要約公開日 2023.12.26
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