ビジネスにはコミュニケーション力が必要だとされているが、「成功者=話がうまい」とは限らない。むしろ口ベタな人のほうが成功していることもあるほどだ。
ビジネスにおいて最も信頼されるコミュニケーションスキルとは、ロジカルに伝える力でも、流暢に説明する能力でもなく、自然な声と言葉で、自分の考えを伝えるスキルだ。著者はその考えのもと、高齢の方が聞き取れるくらいのスピードと声のトーンで話すこと、中学生でもわかる言葉を使って話すこと、そしてネットや人から得た情報ではなく自分の考えを話すことを心がけている。
ビジネスで最も信頼される人は、自然体で相手に向き合う人だ。うまく話そうとしたり、魔法のようなテクニックを使おうとしたりする必要はない。
相手の長話をサクッと切り上げたいときには「ちなみに、○〇さん……」という魔法の言葉を使えばいい。ここで相手が黙った瞬間を見逃さず、次の話題に移ろう。
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