自分よりも他人のほうが秀でているところを見つけると、今の自分に不満を感じてしまうものだ。自分のほうが他人よりも格上だと感じると、優越感を感じて気持ちよくなる。SNSの普及で、自分と他人との比較は容易になり、他人と比べることで一喜一憂する人が増えているようだ。
他人と比べることは、自分の立ち位置を確認しているというだけのことだ。それ以上でも、それ以下でもない。
仏教では自分をよく見てほしいと思うことを「自我」として否定する。「放下着(ほうげじゃく)」とは、自我を捨てよという意味の禅語だ。この言葉は、自分のプライドやこだわりを捨て、執着から離れよと教えている。
プライドを捨て、“ありのままの自分”を自分で評価するようにしよう。他人のことを気にしなければ、自分ならではの充実した生き方ができるはずだ。
どれだけ考えても策が見つからず、ものごとが行き詰まってしまうことがある。そんなときは、頭のなかをリセットするといい。
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