多かれ少なかれ、誰しも他人が気になるという感覚を持っている。ただ、他人のことばかり気にして生きるのは辛い。他人はコントロールできないからだ。
人間は同時に2つのことを考えられないため、他人のことばかり気にしている人は、自分のことがお留守になっている。他人のことばかり気にしていて、自分のやりたいこと、やるべきことが進んでいないと、自己肯定感が下がる。その結果、自信がなくなって、さらに他人のことが気になる……という負のスパイラルに陥っているのだ。
このスパイラルから抜け出すために、他人よりも自分のことを考えるようにしてほしい。すると、やりたいこと、やるべきことが出てくるだろう。たとえば、資格を取りたくなったなら、本を買ったり、予備校に通ったり、勉強したりする必要がある。そうして何かを計画して行動しているうちは、余計なことを気にする余裕がなくなり、他人を気にしなくて済む。
他人のことは脇に置いて、自分のやりたいこと、やるべきことを進めるのが「自分軸」の生き方だ。この行動パターンに慣れてくると、どんどん自分らしい生き方ができて、自己肯定感も高まる。やがて本当に他人のことが気にならなくなっていくはずだ。
評価は他人がするものだし、その理由が納得いくものとは限らない。アナタが納得いかなくても、結果は変わらない。これが評価のルールだ。だから、いちいち気にしていても仕方がない。
ただし、評価のブレはいずれ収束していく。アナタの能力が上がるにつれ、評価しない人の数が減っていくからだ。だから、今は納得いかなくても、悔しい気持ちをエネルギーに変え、着々と成果を出せばいい。言い方を変えると「自分軸」で努力するということだ。
ヒソヒソ話には反応しないのが正解だ。
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