ChatGPTは、テンプレート的なものではなく、オリジナルの文章を生成することができるツールだ。これまで人間がこなしてきた領域を侵食していることから「AIが仕事を奪う」と危惧する人も多い。
一方、堀江貴文氏は「人間がより重要な仕事に集中するための時間を与えてくれるツール」と捉えているという。例えば、堀江氏は書籍の帯コメントを依頼された際、書籍内容の一部をChatGPTに読み込ませて文章を生成している。文章を理解して短くまとめる場面で本領発揮するので、英語の論文などの要約にも使えるはずだ。
堀江氏は、ChatGPTを中心としたAIが子育てにも活用できると提案している。例えば、ChatGPTが使えるタブレットを子どもに渡すことで、親が困るような質問にも答えてもらうことができる。言語習得にも有効だろう。
そのほかにも、堀江氏はChatGPTを活用できる意外なシーンをいくつか挙げている。例えば、オチもなく話が進むような雑談には、ChatGPTが対応してもバレないかもしれない。対面の会話はさておき、LINEでの会話をChatGPTに対応してもらったら誰にも気づかれないのではないだろうか。さらに、大した発言をしていないテレビ番組のコメンテーターならChatGPTに変えてしまっても視聴者には気づかれないだろう。そのくらいAIの進化はすごい。
AIであるChatGPTに感情はあるのだろうか。堀江氏は「ある種の意味で」という留保つきで、「喜び」「驚き」「怒り」「恐怖」「悲しみ」「嫌悪」という基本的な感情を認識して「持っているかのように」振る舞うことができると書く。
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