7日でマスター 瞬時(すぐ)に動く技術
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出版社
明日香出版社

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出版日
2025年01月17日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

すぐに動ける人は成果を出しやすい――。このことに異論を唱える人はいないだろう。すぐに動ける人は、チャンスをつかみ、みるみるうちに成長し、どんどん成果を出していく。

なれるものなら「すぐに動ける人」になりたい。でも、昔から優柔不断で面倒くさがりだし……そう思っている人に、ぜひ本書を読んでほしい。

本書では、マッキンゼー出身で、ベストセラー『ゼロ秒思考』などで知られる赤羽雄二氏が、たった7日間で「すぐに動ける人」に変身する方法を教えてくれる。

1日目の取り組むのは「即断即決、即実行、即答」に挑戦することだ。「今日の服は何を着ようか」「ランチはどこに行こうか」を即断即決しつつ、ミーティングの日程調整や誰かに勧められた本の購入といった行動を即実行してみよう。普段はなかなか決められない・動けない人でも、これくらい小さいことなら試しやすいはずだ。

漫然と過ごす7日間はあっという間に過ぎ去っていく。だが、本書のアプローチを実践する7日間は濃密なものとなり、きっとあなたの人生を変えてくれるだろう。

あなたがこれを読んでいる間も、「すぐに動ける人」はどんどん行動してチャンスをつかんでいる。「すぐに動ける人」になりたい気持ちが少しでもあるなら、ぜひ本書を読み、7日間のアプローチを実践してみてほしい。

著者

赤羽雄二(あかば ゆうじ)
東京大学工学部を卒業後、コマツにて、超大型ダンプトラックの設計・開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入支援、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国LGグループの世界的躍進を支えた。
マッキンゼーで14年勤務した後、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命として、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。ベンチャー経営支援、中堅・大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組んでいる。コロナ前はインド、ベトナムにも3年間毎月訪問し、現地企業・ベンチャーの経営支援に取り組んだ。
東京大学、電気通信大学、早稲田大学、東京電機大学、北陸先端科学技術大学院大学講師としても活躍。下関私立大学客員教授。
年間250回以上のセミナー、ワークショップで、ベンチャー創業支援と個人の問題把握・解決力、リーダーシップ、コミュニケーション力強化を後押ししている。
著書は、44万部突破の『ゼロ秒思考』を始めとして、国内27冊、海外30冊、計138万部。

本書の要点

  • 要点
    1
    1日目は「即断即決、即実行、即答」を開始する。即断即決に抵抗がある人は「躊躇したり迷ったりしても問題解決の質が上がるわけではなく、単に時間を浪費しているだけだ」と考えてみよう。
  • 要点
    2
    3日目は情報収集力を徹底強化する。すぐに動くためには、常に最新の情報を収集しておく必要があるためだ。
  • 要点
    3
    5日目は「行動変革へのビジョン」「達成方針」「アクション」を設定する。この3つをセットで検討することで、方針が明確になり、動きやすくなる。

要約

なぜ「すぐに動く」人はどんどん成長するのか

すぐ動くことのメリット

よいと思ったらすぐに動けることは、やがて大きな差を生む。すぐ動ければ、ストレスなく物事が進み、結果が出やすくなるからだ。

結果を出し続ける人は、他の人が迷ったり悩んだりしている間にもどんどん動いている。誰かからアドバイスを受けたときも、素直に受け入れて動くため、成果が出やすい。結果として、成功体験を得てスピーディーに成長していくというわけだ。

本書では、「すぐに動ける人」に変身するための7日間のアプローチが紹介される。

1日目:「即断即決、即実行、即答」の開始

「即断即決、即実行、即答」を習慣にする
Fasai Budkaew/gettyimages

1日目は「即断即決、即実行、即答」を開始する。

「即断即決、即実行、即答」とは、瞬時に判断して瞬時に決断し、すぐに実行することだ。

慣れていないと躊躇するかもしれない。だが、躊躇したり迷ったりしても問題解決の質が上がるわけではなく、単に時間を浪費しているだけだと思えば、動きやすくなる。

以下の判断をしながら即断即決、即実行、即答できる範囲を広げていこう。

(1)リスクがあまりないことであれば、意図的に即断即決、即実行、即答してみる

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要約公開日 2025.03.25
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