著者は外資系コンサルティングファームを経て独立後、様々な立場で多くの企業を成功に導いてきた。一方、株主や金融機関などとの付き合いで、相応の苦労も味わった。そんな中で意図しなかったタイプのビジネスとの出合いがあった。それがスモールビジネスだ。
週末を使い、適当な気持ちで始めたビジネスが、いとも簡単に年間で数千万円もの利益を生み出した。スモールビジネスに可能性を感じた著者は、それから複数のスモールビジネスに取り組んでみた。結果、そのいずれも容易に利益を生み出していった。また、スモールビジネスで成功している多くの人たちが、ストレスのない自由な日々を送っていることも知った。
そこで著者は、大手企業やベンチャー向けに書かれたビジネス書を、スモールビジネスの観点から解釈し直すとともに、実践を通して、スモールビジネスを成功に導く方法論を編み出した。
本書はこうした経験に基づいたスモールビジネスの実践的な指針を、初心者向けにまとめたものだ。
安定着実なスモールビジネスを作るには、従来型のビジネス書とは異なる考えが必要となる。例えば、スモールビジネスにイノベーションなど必要ない。本書を読んで、ベンチャービジネスとは異なる知識、メソッドを身につけ、安定着実なスモールビジネスを築いてほしい。
本書ではスモールビジネスを次のように定義する。
3,400冊以上の要約が楽しめる