著者
根本裕幸(ねもと ひろゆき)
人気心理カウンセラー。1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年よりプロのカウンセラーとして、延べ15,000本以上のカウンセリングと年間100本以上のセミナーを行う。2015年4月よりフリーのカウンセラー、講師、作家として活動を始める。『頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法』、『リラックマの「ごゆるり」セルフケア メンタルの不調とさようならする100の方法』(以上、リベラル社)、『1分で心がラクになる心理学 いちいち悩まない』(リベラル文庫)、『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』(あさ出版)、『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカバー・トゥエンティワン)など、多くの著書・監修を手がける。テレビやラジオへの出演、企画・制作協力なども多数。
http://nemotohiroyuki.jp
本書の要点
- 要点
1
仕事、家事、友達付き合い、趣味や習い事の役職、社会的役割など、一人でなんでも抱え込むクセを「抱え込み症候群」と呼ぶ。 - 要点
2
抱え込み症候群になる原因は、「自己完結グセ」にある。他人に頼れば簡単に解決できることを、自分一人で解決しようとしてしまう。 - 要点
3
頼ることは、コミュニケーションスキルであり、誰でも身につけることができる技術だ。個性の異なる人間同士が協力して物事を進めるために必要なスキルとして、ポジティブにとらえよう。
要約
なんでも抱え込みすぎていませんか
責任感の強い人に多い「抱え込み症候群」
最近やる気が出ない、気疲れしてしまう、モヤモヤが続いている。もしそんな気持ちを感じていたら、まずは最近の自分を振り返ってみよう。急な残業や気の進まない飲み会などを、断りたいけど断れない。心の中で悩みを抱えているにもかかわらず、「助けて」が言えない。思い当たる節があったら、責任感の強いあなたは、ついいろんな問題を自分一人で抱え込み、ストレスをためているのかもしれない。
著者は、一人でなんでも抱え込むクセを「抱え込み症候群」と呼んでいる。抱え込むのは、仕事、家事、友達付き合い、趣味や習い事の役職、社会的役割などさまざまだ。
抱え込み症候群3つのタイプ
siraanamwong/gettyimages
抱え込み症候群には、3つのタイプがある。
まずは、「自己肯定感が低いタイプ」だ。ありのままの自分を認められず、いつも他人の顔色をうかがっている。ありのままの自分を出したら嫌われるかもしれないという不安から、頼まれごとを断れなかったり、自分の意見を主張できなかったりする。そうしてガマンやストレスを抱え込みすぎ、爆発してしまう。
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要約公開日 2022.10.04
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