人生とは自分自身が主役を演じるドラマである。どのようなドラマを描くかは自分次第。運命は生まれた時から決まっているのではなく、自分の心や考え方を高めていくことで変えることもできるのだ。
自分が演じたいドラマの脚本を書くには、少しでも早い時期から心と精神を鍛える必要がある。人生というドラマにおいて、自分を主役にして脚本を書いた人と目的意識がなく惰性で生きた人とでは、大きな違いができるからだ。
「安易な」生き方は、はじめは気楽で楽しいかもしれない。しかし結局それでは満足できず、より高いレベルの目的を求めるようになるだろう。
時代が変わっても人間の本質は変わらない。誰もが人生で善きことを追求し、価値あるものを後世に残すことを望んでいるはずだ。
しかし努力が伴わなければ、いくら大きいビジョンでも単なる夢で終わってしまう。目標の達成には継続的な努力が欠かせない。人生の旅路は自分の足で一歩ずつ歩んでいくものである。
普通の人間が大きな成功をなし得る秘訣は、「人生の結果=考え方×熱意×能力」の方程式で表すことができる。
「能力」とは肉体や才能や適性など、持って生まれたものである。一方「熱意」とは、「どうしてもこうありたい」という強い思いで、自分自身が決められる。「能力」と「熱意」はそれぞれ0点から100点までの値をとり、この2つの要素を掛け合わせた数字が仕事の成果となる。つまり、飛び抜けた才能がなくとも、それを補うために誰よりも一生懸命努力する人は、大きなことを成し遂げられるということだ。
また「考え方」は、マイナス100点から100点までの幅がある。嫉妬、恨み、憎しみなどの否定的な感情に囚われると、人生もまたマイナスとなる。逆に素直で前向きな考え方を持つと、素晴らしい人生を送ることができるだろう。
このように、人生の結果は自分の手に委ねられている。「考え方」によって、仕事や人生は大きく影響されるのだ。
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