堀江氏は、ChatGPTの登場によってホワイトカラーの仕事に最も大きな影響があると考えている。議事録や提出文書、プレゼン資料などの書類作成からプログラミング、メールの返信など、ChatGPTによって自動化が望めそうな仕事が多い。もしかしたら9割以上の仕事がなくなるかもしれない。
テクノロジーが一般に浸透していこうとするこうした時期に必要なのは、まず情報を収集すること、そして動くことだ。ビジネスを起こしたい人だったら、生成AIを使ったビジネスならば、比較的サクッと作れるはずだ。ChatGPTを使えば、話し相手代わりを提供するサービスや、語学学習のサービスなどが思いつく。
会社員の立場で、何か新しいことを始めたいなら、仕事の効率化に生成AIを活用しよう。ルーチンの仕事に使う時間を極力減らし、自分の時間を増やす。そこで何かを始めてもいいし、遊んでもいい。
生成AIは私たちの生活、仕事、未来をどう変えようとしているのか。まず堀江氏は、noteのCXOである深津貴之氏と、仕事の変化について考えていく。
深津氏は生成AIの革命の要点を次の2つにまとめている。1つは、プログラミングの知識がなくてもコンピュータに命令できるようになったこと。もう1つはコンピュータが自力で新しいコンテンツを作れるようになったことだ。
これまではエンジニアがプログラムを書くことによって、コンピュータに命令を出していた。ところが、生成AIの登場によって普段使っている言葉で命令できるようになった。
現在のChatGPTはチャットにしか使えないが、今後はブラウザや、ロボットに組み込まれていくことになるだろう。そうすれば、コンピュータやモノと会話する世界観が達成されるはずだ。
堀江氏はすでに、AIに自分の声を学習させ、自分の声でAIが読んだ音声をコンテンツ配信に使っている。過去の出演動画をサンプルにした自身のアバター作りにも取り組んでおり、今後は動画出演やインタビューはアバターで行うことができるようになるかもしれない。しゃべらせる内容は、生成AIで出力すればいい。
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