言語化力とは、「何か」を「言葉」に変える力のことだ。その何かとはあなたの頭の中にあるイメージ、思い、考え、感情などを指す。
しかし、それは必ずしも簡単にできることではない。今の日本人は、平安時代の人の一生分、江戸時代の人の1年分の情報を1日で受け取っているという。脳内にこれだけ情報が入り込んでいる中で、的確な言葉を選び出しているのだ。平安時代の人の一生分の情報に対する決断を1日でやっていると考えれば、言語化がいかに大変なことかわかるだろう。本書では、相手に伝わる「言語化力」の身につけ方を解説していく。
言語化とは、思いを言葉にすることだ。だとすれば、たくさんの言葉=語彙を知っている方が、思いが正確に伝わりやすい。単に「お味噌汁」と書くのではなく、「ワカメとえのきの味噌汁」と書けば、伝わり方が変わる。モノの名称を正確に書くだけで語彙力が増す。
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