あなたのまわりにも、つい話しかけたくなる人や、あの人には話しかけたくないという人はいるだろうか。「話しかけたくなる人」と「ならない人」は一体なにが違うのだろう。
実は、人から話しかけられる人は、話しかけてもよさそうな“なにか(理由)”をもっている。この人には話しかけてはいけないと感じる“なにか”をもっている人は話しかけられない。
ちょっとした表情、言葉やリアクションなど、些細な“なにか”を人は敏感に感じ取り、話しかけるかどうかを選んでいる。だとしたら、具体的な“なにか”を知って行動を変えれば、あなたも「話しかけたくなる人」になることができるはずだ。
話しかけたくなる人のメリットはとても大きい。話しかけたくなるということは、出逢いの数が増えるということである。そうなればチャンスも得られる情報も増える。人と絆を築くことで、助け合える人ができて、安心できる居場所もできるだろう。人と話す機会が多ければ、誤解されることも少なく、仕事でも評価されやすい。必然的に自己肯定感も上がっていく。
特別にむずかしいことはない。「なんとなく感じのいい人」「自分を受け入れてくれそうな人」という印象をもってもらえるよう、本書でポイントをつかんでいこう。
「話しかけやすさ」と、人目を引くような“特別感”はほとんど関係ない。特別な人は注目されやすいが、そんな人と仲良くなりたいと思うかは別問題だ。
仕事でわからないことを聞きたいとき、ものすごく優秀そうな人よりも、やさしく教えてくれそうな人に声をかけたいと思うものだ。初対面の人が集まる場所であったら、人目を引く人よりも親しみを感じる人を選んでおしゃべりするだろう。つまり、優秀であったり特別であったりしなくても、誰でも「話しかけたくなる人」になることは可能であるということだ。
3,400冊以上の要約が楽しめる