ある日、鏡を見るとそこに大きなガマガエルがいた。
生気を失った目、ふくれたほっぺた。悪い魔法をかけられたかのように別人になった自分が映っていた。
当時の著者は大学院に在籍し、アルバイトをしながら研究に励む、苦学生の鏡のような生活を送っていた。食事は菓子パンとコーヒーの朝食、回転寿司の昼食、脂っこいラーメンの夕食、コンビニ弁当にビールの夜食といったラインナップだ。高校生のときより20kgも体重が増えており、同僚からは心配され、つき合っていた女性からは別れを告げられて、「人生詰んだ」がログセだった。
ところがその4年後、フランス留学から帰ってきた著者は大変身を遂げていた。留学前の姿を知る人はみんな、目を丸くして口々に「織田くん、肌ツヤがよくなったね」「パワフルになったね」「フランスで何があったの」と言った。
たしかにフランス滞在中には努力をしたが、それは渡航前も同じだ。だが渡航前には、努力をしても成果が出ない感覚があった。
あえて1つだけ留学前後の違いを挙げるならば、フランスで、ハーブを使ってカラダから毒を抜いたことである。
「歳のせいだ」や「努力不足だ」と言われるような不調の多くは「蓄積した毒」が原因だ。ここでいう「毒」とは、トランス脂肪酸や食品添加物、残留農薬などだ。現代文明に生きる以上、どんなに努力しても、日々、体内に毒素が蓄積されていく。
本書で紹介する「毒出しファスティング」によって毒を体外に出すと、たった数日で次のようなことが起きる。
・やせる
・肌のハリツヤがよくなる
・白髪が減る
・1日中、全力で動けるようになる
・不調や頭のモヤモヤが消える
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