SNSはプライベートの交流で使うものだと考えている人もいるだろう。だが実は、ビジネスの集客などにも役立つツールである。自分が売りたい商品・サービスに興味を持ちそうな、将来顧客になる可能性が高い「見込み客」を集める役割を果たしてくれる。
SNSで文章や動画を投稿し、情報を発信すれば、自分が売りたい商品・サービスに興味を持ってくれる「見込み客」にリーチできるチャンスが増える。そして、SNS経由で商品・サービスに興味を持ってくれた「見込み客」を、LINE公式アカウントに誘導するのだ。そうすれば、登録者全員にメッセージを一斉送信したり、個別で直接やりとりしたりすることも可能となる。見込み客側は、メッセージを送って商品・サービスについて質問することも可能だ。LINE公式アカウントを、見込み客とのやりとりを円滑に進めるツールとして活用しよう。
ただし、LINE公式アカウントだけを開設しても、登録してくれる人はほとんどいないだろう。だからまずは、Instagram、Twitter、YouTubeなどのSNSで広く情報発信し、見込み客に自分のことを知ってもらう必要がある。
SNSマーケティングは、以下の流れで進める。
(1)コンセプトを作る:SNSを始める前に、自分の商品・サービスのキャッチフレーズであるコンセプトを決める。
(2)Instagramでフォロワーを集める:最初に始めるべきは、エンゲージメント(ユーザーが投稿に対し反応を示した回数のこと)の高いInstagramだ。
(3)Twitterでフォロワーを集める:Instagramの次のステップとして、Instagramよりもユーザーとコミュニケーションが取りやすいTwitterを運営する。
(4)YouTubeでチャンネル登録を増やす:YouTube動画は、一度配信すればInstagramやTwitter以上に長期にわたって見られ続け、動画が自分のかわりに商品・サービスの営業をしてくれるというメリットがある。
(5)LINE公式アカウントで発信する:Instagram、 Twitter、 YouTubeで興味を持ってくれた人をLINE公式アカウントに誘導し、「友だち登録」してもらう。
(6)LINE通話営業やライブ配信で売上につなげる:LINE公式アカウントでの情報発信で信頼関係を構築できたら、タイミングを逃さず購買につなげる。
(7)Facebook広告でLINE公式アカウントの登録者を増やす:SNSだけでなく、Web広告も活用して集客する。特にFacebook広告は、少額から始められて、ローリスクで迅速に効果を得られるのがメリットだ。
SNSマーケティングを始める前にすべきは、「コンセプト」を作ることだ。コンセプトとは、商品・サービスの内容を一目見てわかるように伝える“看板”のようなものだ。事業にコンセプトがあれば、顧客に訴求しやすくなる。コンセプトは、「○○の人のための○○の専門家」という形にするのがいいだろう。なぜなら、
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