超基本 テレワークマナーの教科書
超基本 テレワークマナーの教科書
超基本 テレワークマナーの教科書
出版社
出版日
2020年09月16日
評点
総合
3.5
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

2020年の春、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ビジネスのスタイルは急速な変化を遂げた。突然のテレワークで戸惑った人も多かったのではないだろうか。

どのような点に注意して同僚や上司とコミュニケーションを取ればいいのか。オンラインミーティングの正解は何なのか。自分も周囲の人もテレワーク初心者という場合は試行錯誤があったと思う。

そうした方に向けて、テレワークやオンラインミーティングの基本が紹介されているのが本書だ。著者によると、テレワークで大切なのは、仕事関係者と「マナーあるコミュニケーション」を取ることだという。なぜならテレワークがうまくいかない原因のひとつとして、コミュニケーション不足があるからだ。オンラインに適したコミュニケーションの秘訣を実践することで、仕事を効率よく、そして円滑に進められるのだ。

マナーには「これが正しい」という型はない。思いやりの気持ちをもって接することが大前提であり、具体的な方法は、都度相手や置かれた状況によって変わるからだ。どんなときも、臨機応変に対応するためには、基本を押さえ、自分の基準をしっかりと持つことが必要になる。

すでにテレワークに慣れたという人も、マナーの基本をおさらいするつもりで本書を読んでみてほしい。相手が目の前にいないからこそ、ほんのちょっとした気づかいが、相手との関係性において大きな差を生むのではないだろうか。

ライター画像
中山寒稀

著者

西出ひろ子(にしで ひろこ)
マナーコンサルタント、ビジネスデザイナー
ヒロコマナーグループ代表
1999年に単身渡英し、英国にてオックスフォード大学大学院遺伝子学研究者(当時)と起業。帰国後、国内外の名だたる企業300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上に人財育成を行う。その実績は数々のドキュメンタリー番組をはじめ、新聞、雑誌などでマナーの賢人、マナー界のカリスマとして多数紹介される。
2011年より自社にてテレワークを導入。2015年よりいち早くオンラインセミナーを活用。実体験に基づく「魅せる、収益をあげるオンライン講座のマナーとコツ」は告知後即満席御礼となる人気講座。また、オンラインマナー講師養成講座は行列ができる講座として予約が後を絶たない。2020年より、マナーズ博子としても活動している。
国内外における著書監修本は95冊以上。累計100万部を超える作家としても活躍中。
NHK大河ドラマ、映画などのマナー監修、超一流俳優や女優、タレント、スポーツ選手などへのマナー指導も多数。
2020年より、完全紹介制のオンラインサロン「11(ワンワン)倶楽部」を立ち上げ、オンラインでのマナーコミュニケーションを愉しんでいる。

本書の要点

  • 要点
    1
    テレワークではお互いの様子がわからないため、不安や疑心に陥りやすい。だからこそ、互いを思いやる心に基づいた「マナーあるコミュニケーション」がいっそう重要となる。
  • 要点
    2
    テレワークの環境を整えることは、スムーズに仕事を進めるだけでなく、仕事相手に迷惑をかけず、良い印象を与えることにもつながる。
  • 要点
    3
    オンラインミーティングでは、相手から見えるのは上半身だけであり、伝わる情報に限りがある。そのため、より第一印象が重要になる。

要約

【必読ポイント!】 テレワークマナーの基本とは?

テレワークは「マナーあるコミュニケーション」で円滑に
SHIROKUMA DESIGN/gettyimages

テレワークを始めて、職場との環境の違いに戸惑うことはないだろうか。職場では、相手の表情や態度などから、その様子をうかがい知ることができる。そのため、自然とマナーに沿った行動がとりやすい。ところが、テレワークはお互いの様子がわかりにくいため、不安や疑心に陥りやすいのだ。上司は「部下が真面目に働いているのだろうか」と不安になり、部下は「上司に勤務態度を疑われているのでは?」とストレスを抱えてしまう。

そんなとき、上司や先輩の立場なら、部下や後輩の環境や気持ちを考えて声をかけることが必要だ。また若手社員は、上司や先輩の立場を慮って接することが求められる。

疑問点があれば遠慮なく尋ねるとよい。心の扉を開き、礼節のある言い方をすれば、自分の気持ちが正しく伝えられる。それにより人間関係も円滑になるため、テレワークのストレスも軽減するだろう。相手が目の前にいないからこそ、お互いを思いやる心に基づいた「マナーあるコミュニケーション」が重要となる。

「報告・連絡・相談・確認」が大切

著者の会社では、東日本大震災をきっかけにテレワークを導入した。導入当初は、職場で顔を合わせているときと同じような感覚で働いていたという。そのため、認識のズレや誤解が頻発した。

スタッフは「いちいち会社に報告しなくていいだろう」と考えた。これに対し上司である著者は、気がかりな点があっても「スタッフのストレスになったら申し訳ない」と、連絡を躊躇していたのだ。それが社内の連携をいっそう希薄にしてしまった。

あるとき著者とスタッフは話し合いの場を持ち、思いを率直にぶつけ合った。その結果、コミュニケーションの大切さを共有でき、毎日2回「業務報告書」を送るようになった。これにより、定期的に「報告・連絡・相談・確認」が行われ、誤解が生じなくなったのだ。もしトラブルが起きた場合には、業務報告書を証拠資料として活用することもできる。

実のところ、業務報告書をまとめることは本人にもメリットをもたらす。1日を振り返り、それを文章にまとめることで、自分が何をしたかが実感でき、それが自信へとつながるのだ。

オンラインミーティングは、環境作りから

快適なテレワークの環境を作る5つのポイント
pixelfit/gettyimages

テレワークの環境を整えることは、仕事を円滑にするだけでなく、仕事相手に迷惑をかけないことにもつながる。具体的には次のポイントをおさえるとよい。

(1)インターネット環境を整える

(2)古いパソコンは新しい機種に替える

(3)パソコンのカメラやマイクを使える状態にする

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要約公開日 2021.01.29
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