私たちが何かしようとするとき、必ず立ちはだかる「やる気の壁」。「やる気の壁」を突破するためには、次のことを知っておく必要がある。まず、やる気には3種類あること。そして、やる気を自在にコントロールして思い通りに生きている人は、「3番目のやる気」を使っているということだ。
1番目のやる気とは「ハイモチベーション」だ。これは「よーし!今日も営業するぞー!!」というような、鼻息の荒い状態である。ハイモチベーションはやる気の中で、もっとも危険なモチベーションだ。
上がったものが落ちるように、急激に上げたモチベーションは下がりやすい。ハイモチベーションは一種の興奮状態のため、本能的に「元に戻そう」という機能が働くため続かない。「最初は勢いあったのに、最近見ないよね」という人、あなたの周りにいないだろうか? 目標を実現するためには、継続した行動が不可欠なのである。
2番目のやる気は「アクティブモチベーション」である。よく「つべこべ言わずにまず動け!」と言う人がいるだろう。行動することによって脳が刺激され、やる気になるという理論は科学的には正しい。しかし、「まず、動き出すまでのやる気が欲しい」というのが本音ではないだろうか? 超人的に意志の強い人以外、アクティブモチベーションは現実的な方法とはいえない。
3番目のやる気は「ギャップモチベーション」だ。ギャップモチベーションは自分の人生を思い通りにする、最強のやる気である。
ギャップモチベーションとは
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