50冊のノウハウがこの1冊で! あらゆるノート本、メモ本を試してみた!

仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全

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仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全
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出版社
日本実業出版社

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出版日
2022年10月01日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

仕事の打ち合わせには手帳を必ず持って行く。資格試験に向けて何らかのノートを準備する。仕事や勉強をする上で、手帳やノートは欠かせない。

ノートや手帳の使い方は人によってそれぞれだろう。A4サイズのノートに書き込む人、こだわりの手帳に書き込む人、印刷した紙を折りたたんで手帳に挟む人もいる。さらに、ノートを使う場面や用途もさまざまだ。スケジュールやタスクを管理する、相手の言ったことをまとめる、アイディアを考える、勉強をする、自分の目標や夢を書くなど、たくさんの場合分けができる。

一つのノート術ですべてに適応できることはない。場面ごとにノート術を使い分けるべきだと、経営コンサルタントでノート術関連のオンラインサロンも主催する著者は語る。本書は、50冊のノート術のノウハウやエッセンスを凝縮し、場面場面に適したノートの使い方を解説している。著者がたどり着いた究極のノート術や持論も紹介されている。

ぜひ本書の中から、今の自分にぴったりなノート術を見つけよう。そして、さらにそれを磨き上げ、自己流にアレンジして最強のノート術を手にしていただきたい。仕事を効率化したい、夢を実現したいと思っている方におすすめの一冊である。

ライター画像
木下隆志

著者

安田修(やすだ おさむ)
株式会社シナジーブレイン代表取締役。
北海道大学経済学部卒、日本生命保険相互会社で15年勤務後、起業。日本生命ではシステム構築、資産運用を担当。
会員約2200人のコミュニティ・プラットフォーム「信用の器フラスコ」代表。
起業家であると同時に、起業支援とビジネス仕組化の専門家。フラスコノート会を主催、フラスコノート・コーチ資格を認定。
オンラインサロン「フラスコノート・ラボ」「ダーウィン」など多数のコミュニティの立ち上げ、運営に関与。
ノートを駆使した学習により中小企業診断士・証券アナリストなど難関資格にも多数合格し、独立起業。
起業後7年間で書いたノートはビジネスアイディアだけで33冊。一人合宿という独自の手法によりノートを活用してビジネスのアイディアや仕組みを考え続け、サラリーマン時代の所得を大きく超えつつ、潤沢な自由時間を確保。「誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る」がミッション。
著書に『書けば理想は実現できる 自分を変えるノート術』(明日香出版社)、『新しい副業のかたち』『新しい起業のかたち』(以上、MdN社)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    考えるときにはシンプルに箇条書きで大量に書く、学ぶためにはペンの色を使い分けるなど、場面ごとにふさわしいノート術がある。
  • 要点
    2
    スケジュール管理はスマホで行うなど、デジタルデバイスや付箋といった別のツールも臨機応変に活用する。ノートだけにこだわる必要はない。
  • 要点
    3
    タスク管理では、その日にやるべきタスクを5〜6個に絞り込み、付箋に書き出していく方法も有効だ。そして、最優先タスクを1つ決めて、印をつける。

要約

画期的なアイディアを生み出す企画ノート術

付箋にアイディアを書いて組み合わせる

企画の仕事は苦手だ。こんな風に思う人は、企画といえば何か全く新しいことを生み出すと考えているかも知れない。しかし、ジェームス・ウェブ・ヤング氏著『アイデアのつくり方』によると、アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないのだ。

アイディアのよい組み合わせを見つけるためには、大量に書くことが重要であり、「量が質を生む」。インプットを増やし、「拡げて絞って、また拡げて絞る」ことにより、よいアイディアを生み出していく。

また、100円ショップなどで売っている125×75㎜の「情報カード」に思いついたことを次々に書いていく。すると、予想もしなかったアイディアがどんどん出てくる。樺沢紫苑氏の著書『アウトプット大全』はそう紹介している。

付箋やカードに書き出し、いろいろな組み合わせを試す方法はオススメである。ただ、パソコンやノートに向き合って考えるのも悪くはない。

ただひたすら箇条書きで
tamaya/gettyimages

ただひたすら箇条書きで記す――。これが考えるためのノート術の完成形だと著者は語る。古川武士氏の『書く瞑想』も「まず書き出してみる」と説いている。

安田修氏の前著『自分を変えるノート術』では、A4ノートを開いて題名と日付を書いたら、ひたすら箇条書きで頭に浮かんだことを書き出していく方法を紹介している。嫌なことやイライラすることがあって、頭がモヤモヤしていても、ただ思いついたことをノートに書き出すだけで頭がスッキリしてくる。30分だけでも、集中してノートに書き出すことで、頭の中が整理されてくる。著者はこの方法を「一人合宿」と名付けている。

著者の場合、30分だけではなく、3時間、3日、3週間の時間を確保し、定期的に一人合宿を実施している。新規ビジネスの構想などがまとまるのは一人合宿中がほとんどである。会社を辞める決断、経営方針の転換、新商品の投入など、重要な決断の際、著者は必ず一人合宿を行ってきた。

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要約公開日 2023.01.03
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