本書のメインテーマは「SEEメソッド」で「ME TIME」(自分のための豊かな時間)をつくる方法だ。3つのステップで時間の使い方を見直すだけで、「ME TIME」が誰でもつくれるようになる。
ステップ1は「Show:時間を『見える化』する」。理想と現実にギャップがないか、「見える化」して確認する段階だ。
ステップ2は「Edit:時間を編集する」。自分という人生の編集長になったつもりで時間を整理する。
ステップ3は「Enjoy:時間を楽しむ」。編集した時間を心のままに味わう。
あなたは、自分自身の「Want(やりたい)」と、周囲の意見や一般常識を基準とした「Have to(やらなきゃ)」を明確に区別できているだろうか。Have toを優先させすぎていては、いつになってもWantに取り掛かれないままだ。最初にWantを済ませるか、Wantのための時間をあらかじめ確保するようにしよう。
Have toとWantを見極める簡単な方法は、ノートに「やりたいこと」と「やりたい理由」を書き出すことだ。理由がポジティブ寄りならWant、ネガティブ寄りならHave toである。
締め切りが迫っているのになかなか手がつけられず、どうでもいい作業に現実逃避してしまう――このようなときは、タスクの全体像や所要時間、「どこから」「どのように」タスクに手をつけるかがハッキリしていないケースが多い。
こうした事態に陥らないようにするには「小さい粒に分けること(=タスクを細かく分解すること)」が必要だ。
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