Instagramで成功できるかどうかは、アカウントの初期設計にかかっている。アカウント運用開始前に「自分は何者で」「どのようなアカウントを創り」「どのようなユーザーに」「どのような価値を提供して」「競合アカウントにない強みは何か」を明確に設計しよう。
Instagramで稼ごうとするなら、商材を決め、「どうすれば売れるか」を逆算して考えるのが不可欠だ。グミが好きだからとグミ紹介アカウントを作り、フォロワーが10万人になっても、単価の低いグミを売ってマネタイズするのは難しい。
次の項からは、稼げるアカウントを作るための6ステップを紹介する。
ステップ1では自己分析をする。インフルエンサーが多い今の時代は、「何を言うか」よりも「誰が言うか」のほうが重要だ。自己分析をして「自分が何者で、何の情報であれば、情報を届けたい相手に聞き入れてもらいやすいか?」を考えておきたい。自分の個性をできるだけ多く洗い出したあと、その中からInstagramの運用で活かせそうな要素をピックアップするといい。
なお、自分では短所やコンプレックスだと感じている「ネガティブ個性」に目を向けることも大切だ。アカウントの希少価値が上がるし、同じ悩みを抱える人が多ければ多いほど人気が出やすくなる。
ステップ2では、ステップ1で挙げた自分の特徴をもとに、アカウントのジャンルを決める。継続的に運用できるよう、「好き・興味がある」「他の人より詳しい」「他の人より得意」のいずれかのジャンルを選ぶといいだろう。具体的には、掃除やスキンケア、料理、仕事術、ガジェット、恋愛などがある。
アフィリエイトで稼げるようになりたいなら、このタイミングでASP(企業とアフィリエイターを繋ぐサービス)を確認し、アフィリエイト商材を選んでおく。「商品ジャンル」「成果条件」「成果報酬」を考慮し、自分のアカウントと親和性の高そうな商材を探すのがポイントだ。
イラストの描き方講座やオンライン占いなど、スキル販売・コンテンツ販売で稼ぎたい場合は、販売する商品もこのタイミングで決めておく。競合アカウントの商品と単価を参考にするといいだろう。
ステップ3では、参入ジャンルをさらに絞り込む。具体的には、投稿数の少ないハッシュタグを探し、競合の少ない分野を見つける。
最初のうちは、網羅性より専門性を意識したジャンル特化アカウントを目指すべきだ。「ビジネス」のジャンルで「新規会員登録で報酬が発生する転職エージェント」のアフィリエイト商材を扱うと決めたら、転職情報、エクセルの使い方、ビジネスマナーなどを網羅的に紹介するアカウントより、転職情報専門アカウントやビジネスノウハウ専門アカウント、ビジネスマナー専門アカウントを目指すイメージだ。
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