攻撃的な言い方をしたり、ささいなミスをネチネチと責めてきたりする「残念な人=相手の気持ちがわからない人」と日常的に接していると、最初は「相手がおかしい」と思っていたとしても、攻撃を受け続けるうちに「自分が悪いのかな」と考えてしまうことがある。これは危険だ。
残念な人が身近にいる場合は、「物理的距離」と「心理的距離」をとるようにしたい。
物理的距離をとるとは、相手の近くにいる時間を減らすということだ。これにより、相手からのパンチが届かないようにする。
心理的距離をとるとは、無関心を決め込むことだ。具体的には、相手に何を言われても反応せず、冷めたリアクションをする。たとえば残念な上司に「何度同じミスをすれば気が済むんだよ」と言われたら、「すみませんでした」と棒読みで一言残して立ち去ればいい。愛想良く対応したり、怒られたことに対して挽回する姿勢を見せたりすると、相手はそれにつけこんでくるからだ。
空気が読めない人にイライラやモヤモヤを抱くことがあるが、それは自然な感情であるため、無理に心の内に押し込める必要はない。
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