「自分の周りでは、なーんにも面白いことが起きない。どうすれば人生は面白くなるんだろう?」と嘆いている人の前には、面白くない「現実」があるのではない。その人の「視点」が面白くないだけだ。
著者の友人がよしもとの養成所に通っていたとき、特別講師として千原ジュニアさんが来たことがある。生徒が「なんでジュニアさんの周りではそんなに面白いことばかり起きるんですか?」と質問すると、ジュニアさんは次のように答えた。
「お笑い芸人の周りだけで面白いことが起きているはずなんかない。でも、わしらは人におもろい話をするって決めて生きてる。だから、面白いものが引っかかるんや」
つまり、面白いことを見つけようという視点を持っていれば、面白いことが自然と見つかるのだ。面白いことが起きる人と起きない人の違いはそれだけである。
あなたはこの世界でなにを体験したいだろうか? なにを見たいだろうか? なにを大事にしたくて、なにがあなたの幸せだろう。まずはそこを明確にしてみよう。それによって視点が変わり、見えるものも変わる。
「自分の人生、ドン底」という気分のときは、「人生ズンドコ!」と叫んであたりを見渡すと、“宝物”が見つかる。
3,400冊以上の要約が楽しめる