相手に「話していて楽しい人」と思われたいなら、「しゃべらせ上手」になるといい。
人は自分の話をしているときは、気持ちがいいと感じるものだ。相手がその話に興味を持って、いいリアクションを返してくれると、話題が広がり会話もはずむ。そんなときは、お互いが「話していて楽しい」と思っているはずだ。つまり「話していて楽しい人」になるためには、相手に上手に「話させること」が大切だ。
相手に気持ちよくしゃべってもらうには、次の3つを意識しよう。
まず、「感情」でリアクションをすることだ。「面白い」「うれしい」「驚いた」などを、表情や言葉でオーバーなくらいに表現する。それが、会話を盛り上げる合いの手になる。
2つ目は、すぐに相手に話を振ることだ。会話はキャッチボールである。自分にボールが回ってきたら「〇〇さんはどう思いますか?」などと、できるだけ早く相手に投げ返そう。
3つ目は、相手が「話して楽しくなる話題」を探すことだ。好きなこと、得意なこと、成功したことは、話したいけど自分から言い出しにくい。こちらからさりげなく振って、そういった話を引き出そう。
「相手が楽しくなる話題」を見つけたら、その話を展開していきたい。そのステップは、つぎの2つとなる。
(1)質問を投げながら「楽しくなる話題」を探す
まず、相手にどんな「引き出し」があるかを知る必要がある。相手の見た目や仕入れた情報などからさまざまな質問を投げ、会話のスイッチが入るネタを探そう。好みや得意なことがわかっているなら、そこに的を絞ってもいい。
(2)さらに質問を重ねて、話を展開する
引き出しに入っているものがわかったら、それが「どう面白いのか」を教えてもらおう。ポイントは「はい、いいえ」で終わるものや、相手が答えにくそうな質問は避けることだ。
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