ウェブの世界は「タイトルが命」。魅力的なタイトルには、読者の関心を引く力がある。
毎日多数の記事がウェブ上で公開されている。多くの人に読まれているYahoo!ニュースでは、一日5000本を超える記事が発信されているほどだ。あなたが記事に熱い思いを綴っても、タイトルが平凡では、クリックさえしてもらえない。裏を返せば、魅力的なタイトルをつけることができれば、クリックされる確率は上がり、多くの人に読んでもらえる可能性が広がるということだ。
良いタイトルを生み出すのは、センスではなくテクニックだ。本書は、簡単なテクニックを用いて、文章センスがない人でも、良いタイトルを作る方法を紹介する。
良いタイトルがつけられると、たくさんの人に記事を読んでもらえるようになる。すると、その記事でお金を稼ぐこともできるようになる。たとえば、ブログ記事に広告を掲載し、その広告のクリック数や表示回数に応じて報酬を得ようとするなら、多くの人に記事を読んでもらえることはアドバンテージになる。
最近では、書いたブログ記事を販売することができる機会も増えてきた。膨大なライバル記事から抜きん出るには、光るタイトルで読者にアピールする必要がある。
タイトル力を身につけることは、ウェブライターとしての道も開いてくれる。メディアやウェブ制作会社から依頼を受けて記事を書く仕事では、依頼主の編集者から企画を出してほしいと言われることがある。そんなとき編集者が見ているのは、バズりそうなタイトルの企画だ。タイトルで編集者の心をキャッチできれば、企画の中身に関心が寄せられ、採用可能性もアップする。タイトルづけが上手なだけで、仕事を得るチャンスも仕事の幅も大きく広がるのだ。
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