世界中で愛されているチョコレート。これは、「カカオ豆」をすりつぶし、砂糖やミルクを加えて作られた食べ物、または飲み物のことだ。
熱帯地方で育つトロピカルフルーツであるカカオの実の中には、カカオの種がぎっしり詰まっている。この種が「カカオ豆」と呼ばれるものだ。
実から取り出したカカオの種を、まずは発酵させて乾燥させたうえで、焙煎(ロースト)し、ペースト状にすりつぶす。そして、砂糖やミルクを混ぜて形を整え、冷やして固めると、チョコレートが完成する。
チョコレートになるととびきり美味しいカカオ豆であるが、砂糖を加えていないカカオ100%の状態だと、びっくりするほど苦い。砂糖やミルク、ナッツやキャラメル、フルーツを加えることで、魅力的な味に生まれ変わる。どんな材料をどんなバランスで組み合わせるかが、チョコレートメーカーやショコラティエの腕の見せどころだ。
美味しくて、食べる人を幸せにしてくれるチョコレートは、どうしてこんなに美味しいのだろうか?
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