お金を稼ぐには「セールスの力」を身につけることが不可欠だ。人は様々な局面でセールスをしている。商品やサービスを売ることはもちろん、自分のアイデアや将来へのビジョンを語り、共感してもらうことも立派なセールスだ。
セールスのカリスマになるためには、誰もが持つ次の「4つの資質」を拡張させることが必要になる。それは「大きな目標を設定すること」、「ポジティブに考え、人生の勝者たちと付き合うこと」、「売り上げを伸ばしたいと考える理由と動機を見つけること」、そして「心を開くこと」である。セールスは誰でも学習可能なスキルである。
人生で成功を得たいのなら、まずは、「なぜ成功したいのか」という人生の「Big WHY」を具体化することが大切だ。「Big WHY」とは、将来のビジョンを主体的に思い描き、それがなぜ自分にとって重要なのかを知ることによって導き出される。
セールスで成功するうえで必須の心の状態は、Certainty(確信感)、Clarity(明快さ)、Confidence(自信)、Courage(勇気)の4つのCで満たされた状態である。
また、信念には「人を力づける信念」と「行動を制限してしまう信念」の二種類がある。後者は例えば、「お金持ちになったら欲深くなってしまう」という信念や、「自分はお金を上手に扱えない」という信念だ。周囲の声やビジネスの失敗経験をもとに刷り込まれたマイナスの信念を消し、ポジティブな信念を持つことで、モチベーションを飛躍的に高めることができる。
著者が富裕層への株の販売で開発した「ストレートライン・システム」とは、クローズすべき相手を見極め、どっちつかずの態度を取っている人々に「イエス」と言わせるためのテクニックである。このテクニックの詳細を紹介していこう。
最初の電話で顧客に好印象を与えるための持ち時間は4秒しかない。対面の場合は4分の1秒である。大事なことは、瞬時に「頭が切れて、どうしようもないほど熱心で、エキスパートである」と印象付けることだ。自分がプロフェッショナルに見えるよう振る舞えば、相手はあなたを「耳を傾けるにふさわしい人物」として認知するようになる。
コミュニケーションは「言葉」「トナリティー(声の調子)」「ボディ・ランゲージ」の3つの要素から成り、それぞれが占める割合は
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