長友佑都のファットアダプト食事法
長友佑都のファットアダプト食事法
カラダを劇的に変える、28日間プログラム
長友佑都のファットアダプト食事法
出版社
出版日
2019年06月20日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

2018FIFAワールドカップのロシア大会にて、長友佑都選手が次のワールドカップへの意欲を表明したことが話題になった。長友選手は、4年後には36歳。アスリートとしては、決して若い年齢ではないかもしれない。それなのに、このようなポジティブな発言ができたのはなぜか。

「それは僕自身が肉体的にも精神的にも絶好調であり、ロシアでワールドカップに改めて魅了されたからだ」――本書の冒頭で、長友選手はそう振り返る。

彼の絶好調の秘密は、食事にある。長友選手は2015年頃、スランプに苦しんでいた。思ったようなパフォーマンスができないだけでなく、怪我が多く、その回復に時間がかかってしまっていたという。だがヨガや糖質制限など、試行錯誤の末に「ファットアダプト食事法」にたどり着くと、スランプを乗り越え、心身ともに史上最高の状態をキープしているというのだ。長友選手を変えたこの食事法こそ、本書のテーマである。

アスリートの食事法だから、一般人には参考にならないのでは――そう考える方もいるかもしれない。だが本書を読んでみると、この食事法は、気軽に試せるだけでなく、一般人にもうれしいメリットが満載であることがわかる。「一流アスリートと同じ食事法を実践している」と思えば、体調だけでなく、気分も上向きになること間違いなしだ。

著者

長友 佑都(ながとも ゆうと)
1986年愛媛県生まれ。トルコリーグ・ガラタサライSK所属。2008年にJリーグ・FC東京でプロデビュー。2010年にイタリア・セリエAのACチェゼーナに移籍。さらに、2011年1月には名門インテル・ミラノへ移籍し、7年間在籍した。2018年、ガラタサライSKに移籍。日本代表として3度のW杯に出場し、現在は、2022年のカタールW杯を目指すと公言している。

本書の要点

  • 要点
    1
    長友選手は、アスリートとして決して若い年齢ではないにもかかわらず、完璧なコンディションを維持している。それは、ファットアダプト食事法を実践しているからだ。
  • 要点
    2
    ファットアダプト食事法には、(1)筋肉の質が変わり、故障が減る、(2)精神的に落ち着ける、(3)ダイエット効果があるなどといったメリットが期待できる。
  • 要点
    3
    ファットアダプト食事法を実践するにあたっては、(1)糖質の摂取量をコントロールする、(2)油脂(アブラ)に対する理解力を高め、良質な油脂を選ぶ、(3)たんぱく質を十二分に確保するという基本ルールを守る必要がある。

要約

僕が食事を「ファットアダプト」に変えた理由

ファットアダプトがもたらした絶好調
写真提供/株式会社Cuore

2018FIFAワールドカップのロシア大会にて、著者が所属する日本代表は、初めてのベスト8入りをかけてベルギーと対戦。逆転負けを喫した。

試合の後、著者の口から出たのは次のような言葉だった。「また4年後のワールドカップを目指します」

大きなショックを受けていながら、このようなポジティブな発言ができたのはなぜか。それは、肉体的にも精神的にも絶好調であり、またこの舞台に戻りたいと素直に思えたからだという。32歳という、アスリートとして決して若い年齢ではないにもかかわらず、完璧なコンディションを維持していたのだ。

その秘密は「ファットアダプト食事法」(以下、ファットアダプト)にある。これは、脂質(ファット)をエネルギー源として上手に使えるファット・アダプテーション(脂質適応状態)になるための食事法だ。糖質の摂取をコントロールして血糖値の乱高下を抑えて、良質のたんぱく質と脂質を積極的に摂る。著者は2022年のワールドカップを目指し、トレーニングと並行してファットアダプトに取り組んでいるという。

スランプと試行錯誤

著者が食事の重要性に改めて気づいたのは、インテルでプレーしていた2015年頃のことだった。

その頃、著者のパフォーマンスは最悪だった。カラダが思うように動かないだけでなく、怪我が多く、その回復に時間がかかっていた。人一倍努力をしている自信があったので、トレーニングが足りないとは思えなかった。

そこで、食事に目を向けることにした。そのきっかけになったのは、世界一のテニスプレーヤーであるノバク・ジョコビッチ選手の本『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館刊)だ。この本には驚かされた。ジョコビッチ選手の置かれた境遇が、あまりにも自分と似ていたからだ。彼は、思うような結果が出せず、あらゆる方法を試していた。その結果、自分に合った食事法を見つけたのだ。この本にヒントをもらった著者は、さまざまな食事法を試すことにした。

まず、糖質制限を試した。ご飯もパスタもお預けにし、朝ご飯は茹で卵2個とスムージーのみとした。

ところが、思うような結果は出なかった。練習を始めて1時間もすると頭がボーッとしてくる。試合をしていても、頭もカラダも動かない。糖質制限は、著者には合っていなかった。

ファットアダプトがもたらす効果

筋肉の質が変わり、故障が減る
Filip_Krstic/gettyimages

本書では、ファットアダプトによるファット・アダプテーションで期待できる6つの効果が紹介される。要約ではそのうち、3つを取り上げる。

まず、筋肉の質の変化だ。著者のカラダを10年以上見ているトレーナーたちが、口を揃えて「筋肉の質が変わったね」と言ってきたのだという。

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要約公開日 2019.08.04
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