「謎ルール」とも言うべき、理解不能なルールを押しつけられることがある。どう考えても理不尽だ、不要なルールだと感じたら、ロジカルにキレよう。「謎ルール」は、気づいた人がどこかで主張して撤廃しないと、いつの間にかどんどん増殖してしまう。
「謎ルール」は、閉鎖的なコミュニティで発生しがちだ。コミュニティの中で村八分になることを恐れ、みんながどんどん忖度を始めて、それがやがてルールとなっていくのだろう。
無意味なものをどんどん潰せば、社会はよくなる。理不尽だと感じたことは率直に言い、「謎ルール」を減らしていこう。
他人の人生に口出しばかりして、自分の人生を生きていない人は多い。著者が新刊を出すと、「何を当たり前のことを」「堀江はいつも同じことを言っている」と突っかかってくる人がいる。「当たり前」のことができない人のために発信しているのに、関係ない人が口を出してくるのだ。日常の仕事においても、こうしたことはよくあるはずだ。
だが、的外れな「バカコメント」にいちいち付き合う必要はない。無視するか、一言注意すればいい。あなたを必要としてくれる人と一緒に、とにかく自分の人生に集中しよう。
日本の教育では、学校になじめない人は社会から排除されがちだ。それは、「引きこもり」というネガティブな言葉があるからではないだろうか。「引きこもり」というレッテルを貼られ、「自分はダメな人間なのか……」と思い込むと、ますます社会復帰が遠のいてしまう。
著者は人から「ADHD(注意欠陥・多動性障害)ではないか」と言われることがある。「ADHD」というとネガティブなイメージがつきまとうが、著者はこれを「多動力」という、ポジティブな印象を与える言葉に言い換えた。同様に、「引きこもり」と呼ばれる人たちが前向きに生きていくためには、「引きこもり」というネガティブな言葉をなくして、ポジティブな表現だけにすることが先決だ。
これからの時代は、外に出たくない人でも、在宅で仕事ができるようになるだろう。「引きこもり」だからといって悲観的になる必要はない。とにかく自分が好きなことをやり、ポジティブに、できることをやっていこう。
著者は、国内外に9店舗のレストランを開くなどして、和牛の素晴らしさを啓蒙する活動を行っている。そんな著者がインスタグラムにウニと和牛の写真を投稿したところ、あるユーザーから「野菜食べてますか?」といったコメントが入ったという。
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