「意識」には、大きく分けて2つある。一つは「顕在意識」で、「おなかがすいたな」「今日は18時までに家に帰ろう」など、自覚している意識のことである。もう一つは「潜在意識」、別名、無意識とも呼ばれるもので、自分では気づけない意識のことをいう。
意識のうち、顕在意識が3~5%、潜在意識が95~97%とされており、私たちは意識して生きているというよりも、無意識によって生かされていると言っていいだろう。つまり、潜在意識にどんな情報を刻み込むかで、人生は大きく変わるということだ。人生をいい方向に変えたいなら、潜在意識にいい情報を入れよう。
本書では、潜在意識にいい情報を入れるための行動が4つのステップに分けて書かれている。要約では、一つひとつのステップを順に解説していく。
ステップ1は、「不要なものを手放す」だ。衣食住など身の回りに関する物・コトや、人間関係、思い込みなど、目に見えないものも含めて、不要なものはすべて手放していく。良いものを中に取り込みたかったら、まず不要なものを外に出さなければいけない。
必要ない、使わない、自分には合わないと思うものがあれば、思い切って処分してみよう。驚くほど身軽になれるはずだ。
クローゼットやタンスにたくさんの服を溜めこんでいるなら、2年以上着ていないもの、もう合わないもの、必要ないものは、どんどん手放すといい。著者の場合、ここ数年で状況が大きく変化しているため、1年前に買った服でさえ合わないと感じることが多い。そこで、合わないものをすべて手放したところ、YouTubeの登録者数が爆発的に増えるといういい出来事があった。
服を手放す際に大切にすべきは、
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