「未来」「過去」「現在」の中であなたはどこに視点を置いて日々を過ごしているだろうか。もちろん、誰もが3つの視点を見て生きている。だが、人によって、どこに重きを置くかは異なる。
何事も「気にする人」は、主に未来を見ている。未来というと聞こえはよいが、多くの場合は起きるかもしれない悪いことを考え、際限なく不安になっていく。
一方で、過去に重点を置いているのは、後悔ばかりしている人だ。「もっと○○しておけばよかった」と気にしてばかりいるのも生きづらい。
「気にしない人」が見ているのは現在だ。今問題になっていることは気にして対応するが、そうでなければ何も気にせず今という時間、空間を切り取って味わうことができる。そういう人は、あるがままを楽しむことができる。
同じ環境の人生であっても、本人がどこに視点を置くかで、時間の質や幸福度は全く異なる。今という時点において問題がなければ問題はない。そう思えれば、ムダに悩むことなく、「気にする」エネルギーを他に回すことができる。「現在」に重点を置く人は、幸せを感じやすいのだ。
「現在」に重点を置いて生きるには、考え方を変えようとするよりも、先に「行動」することをおすすめしたい。
「気になる」ことが湧いてくるときは、体を何も動かしていない、ちょっとした空き時間であることが多い。つまり、「頭がお暇になっている」ときに、暇な頭が不安や気になることを探しにいってしまうのだ。
気にする人は、気になる気持ちを引きずったまま、中途半端な時間を過ごしてしまいやすい。そういう時間は「頭がお暇な状態」になりやすいので、ますます気になる。
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