人とうまく話せない、どう返せばよいかわからない。コミュニケーションがうまく取れない人が会話を楽しめるようになるには、次のことを知っておくといい。それは「自分が10割話す必要はない」ということだ。自分は1を振って、相手に10話してもらう。そう考えれば会話のプレッシャーは減るはずだ。
しかし、人に興味を持つことは難しい。みんな自分が大好きで、自分のことでせいいっぱいだ。まして世代が離れた人や、短期的な付き合いになりそうな人に対して「興味を持つ」のは難しい。
そこで、「自分のために」人の話を聞いてみたらどうだろう。「この人の話を聞いたら、いいことがあるかもしれない」と思いながら話を聞けば、どんな相手ともラクに会話ができるようになるだろう。
会話が苦手な人にとっては、複数人が集まる場よりも「1対1」の方が話しやすい。飲み会やイベントなどでは、誰となにを話したらいいかわからず、会話が成り立ちにくいからだ。それに、「サシ」でじっくり話したほうが実のある話ができるというものだ。
とはいえ、いきなり「2人で会いましょう!」と声をかけるのは勇気がいる。そこで、誘うときは「軽い相談」をセットで持っていくといい。「今度京都に行くんだけど、美味しいお店教えて」など、「調べれば出てきそう」な小さな相談をあえてするのだ。すると、相手に違和感を与えずに誘うことができ、自然な流れで会話をすることができる。
アドバイスをもらったら、感謝を行動で示すことが重要だ。たとえば、オススメされた本があったらその場で買ってみると、相手は「教えてよかったな」と好ましく思い、好感度も上がる。
普段から、軽い相談や報告を気軽にし合える習慣をつくっておくと、話す機会をつくるハードルはグンと下がるだろう。
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