ある日いきなり上司から「これまでと違う新商品」「売上を挽回する策」「新規事業のアイデア」を出せと言われたらどうするか?どれも簡単なことではないが、このような難題をつきつけられるのも、サラリーマンの常である。
今はこれまで以上に「アイデア」が求められる時代である。逆に言えば、アイデア次第で大きなチャンスをモノにできる可能性が高いということだ。
本書では、著者の30年以上の経験をもとに「お金を生み出す」「儲けを生み出す」仕組みとなる「マネタイズ」の方法を、ノートを使って考えていく。マネタイズとは「事業を収益化する」を意味し、突き詰めると「社会的な価値を生み、お客様が困っていることを解決するアイデア」となる。
著者はこれまで「マネタイズ」ノートを使って、数々のアイデアを実現してきた。アイデアとはある日突然降ってきたり、うなりながらひねり出したりするものではない。正しい手順さえ踏めば誰でも必ずつくることができる、「ロジカルで必然性のあるもの」なのである。
アイデアづくりは「拡げる→絞る」という2つのステップに分けられる。「拡げる」はアイデアのヒントを見つけて記録することであり、「絞る」はアイデアのヒントを整理して組み合わせ、マネタイズできるアイデアに仕上げることだ。このプロセスをさらに分解すると「観察→記録→整理→組み合わせ→仕上げ」となる。
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