著者の両親は高校時代の同級生で、当時は顔見知り程度だった。両親が20歳のときに、パチンコに負けた父と、彼氏とケンカした母が再会したことが結婚のきっかけ。それがなければ今の著者はいない。
知人夫婦に聞くと、うまくいっていない夫婦は相手が「○○してくれない」と言い、うまくいっている夫婦は、相手が「○○してくれる」と言う。ありえない確率で生まれ、出会い、結婚しているのだから、それを感謝できないほうが不思議だ。否定的な思いは、「○○してくれている」という思いで打ち消そう。
「恩返しスタイル」は、先に感謝をしてしまう感謝法。先に感謝をすることで、先に満たされる。その結果、自分も周囲の人もハッピーになる。書道教室に通う生徒の中にも、これを実践し、ネガティブな言葉を言っていた職場の人が激励してくれたり、やる気がなかった仕事に夢を持てるようになってトップセールスになったりという例がある。
まずは、「今日は、何に恩返ししていこうかな」と小さな声でいいから口にしてみる。恩返しは不満の逆であり、最強である。
同じような生き方をしているのに、幸せを感じている人とそうでない人がいる。この差は性格や人格、運命ではなく、「とらえ方」にある。例えば、冷たい水が「冷たくて気持ちいい」と思う人もいれば、「冷えすぎて体に悪い」と思う人もいる。
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