著者は奈良の田舎で育ち、小学校ではほとんど勉強らしい勉強をしなかった。将来は学校の先生か作家になりたいと考え、高校は大阪の私立校へ進学した。平均80点の英語のテストで60点をとっても著者の母親はこう言ったという。「お前、すごいな。アメリカ人ちゃうか?」英語がよくできることを母親に褒められ続けたことで、著者は「自分の武器は英語」だと考え、英語の先生になるという夢を実現することができた。
親にとって、子どもの長所をひたすら褒めて伸ばすことはとても大切だ。
小学4年生のあるとき、友達の「死んだらどうなるんやろな」という言葉をきっかけに、著者は「死んだら無になる」ということに気付き、大きな衝撃を受けた。その後、交通事故で九死に一生を得たのを境に、「今までの消極的な自分のままでは損だ」と考えたという。
死を意識したことで、おとなしくて女の子に泣かされるような存在から、級長に立候補するなど、何事にも積極的な自分に変わっていった。
著者が本を出版し、ブログを書いていると、好意的なコメントがほとんどであったが、批判的なコメントが寄せられることもあった。
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