成功することは誰にでもできる。特にこれからの10年間の生き方次第で、結果は大きく変わる。成功するための秘訣はただ1つ、「成功するまでやり続けること」である。多くの人が成功するまでやり続けることができないのは、続けるための「仕組み」を最初に考えないことに原因がある。
たとえば、健康のためにジムに通うことを決意したとする。だが、成功する人は、いきなりジム通いを始めたりはしない。あらゆる人間のすべての意志は薄弱だ。「意志」や「モチベーション」「やる気」は意味をなさない。成功するためには、まず「計画・実行・修正」のサイクルを作る必要があるのだ。
大学受験で志望校に合格するには、ひたすら問題集を解くだけでは意味がない。まず全体の計画を立て、実行し、結果を確認して計画を変更するという一連のプロセスが機能して初めて、問題集を解くという「作業」が意味を持つ。
具体的には、まず受験をクリアするのに必要な項目をすべて洗い出し、時間を見積もって計画を立てる。ここでようやく問題集を開くが、3割くらいしかできなかったとする。ではどうするか。あと7割を習得するためにどれくらいの時間がかかるのかを考えてプランを変更する。「3割しかできなかった」と嘆くのではなく「残り7割を習得するために何が必要か」を言語化・数値化することが特に大切だ。
計画・実行・修正のプロセスの中では、「計画と違った」という事実が「検証」されることはあっても「失敗した」と考える必要はまったくない。
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