「モテ声ボイストレーナー」として活躍中の秋竹朋子さんは、大学・大学院で声楽を学び、19歳から音楽家として歌やピアノの演奏をしつつ、子供への指導をしてきた。
ある日、会食の席で「講演やセミナーで話すときに上手く声を出すことができない」と打ち明けた男性に、その場で発声法の間違いを指摘。たった数分のアドバイスで、男性の声がたちまち変わったことが、「ビジネスマン向けのボイストレーニングスクール」という新しいビジネスを立ち上げるきっかけとなった。
今や、3万人のボイストレーニング指導という輝かしい実績や、音楽家ならではのすぐれた聴覚、99パーセントの改善率を誇るレッスン、秋竹さんご本人のチャーミングなルックスも評判を呼び、ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」は大成功。カリスマボイストレーナーとしてだけでなく、企業研修やカルチャースクールの講師、そして番組の企画で芸人にカラオケ指南をするなど、多方面で引っ張りだこの人気ぶりだ。
仕事の本質は、誰かを助けるということにある。もしあなたが、親しい友人によく相談を持ち掛けられ、対応し、「ありがとう」と言ってもらえることがあれば、それがあなたにしかない強みともいえる。
著者が一人の女性に出会い、彼女のビジネスについて相談に乗っていたときのことだ。質問に答える形でセッションを進めていたところ、女性に「後藤さんのブランディングプロデュースはすごい」と言われたそうだ。著者自身はそれまでブランディングプロデュースをしている、という認識はなかったが、女性のそのひと言が転機となり、ブランディングのサポートを始めた。
自分の強みを客観的に探すことができなかったら、
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