本書の冒頭では著者が実施した100人のアンケート(複数回答可)に基づき、みながやめたいと思っている「悪い習慣」が紹介されている。具体的には、以下5つが主たる「悪い習慣」である。あなたにも当てはまることが多いのではないだろうか。
1.嫌なことを先延ばしする(51人)
面倒なこと、辛いこと、怒られること、初めてのことなどは、目先の苦しさからつい先延ばしにしてしまいがちではないだろうか。
2.ネットやスマホに依存している(43人)
ネット記事を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう、スマホのLINEやフェイスブック、ゲームなど依存度の高いツールに熱中してしまう、こういった経験は誰しもお持ちだろう。
3.つい食べ過ぎてしまう(24人)
人はどうしても、食べる快感を手放さずに、楽に痩せられないかと思うものだが、結局のところは「食べ過ぎ」をどうやめられるかが鍵である。
4.夜更かしで睡眠不足になる(16人)
テレビをだらだら見たり、友人と電話したりすると、いつの間にか夜更かしをしてしまっていることはないだろうか。
5.ムダ遣いをしてしまう(14人)
誘惑に負けて衝動的に買い物してしまい、後になって後悔するということは、誰しも一度は経験したことがあるだろう。
では、なぜこうした悪い習慣を辞められないのだろうか。本書ではその理由を三つの観点から説明している。
一つ目は、「習慣引力の法則」である。人間の脳はその生存本能から、変化に抵抗し、現状を維持しようとする。
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