ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
電通現役戦略プランナーのヒットをつくる「調べ方」の教科書の表紙

電通現役戦略プランナーのヒットをつくる「調べ方」の教科書

あなたの商品がもっと売れるマーケティングリサーチ術


本書の要点

  • 「とりあえず調査」はしない。「ターゲット」と「セールスポイント」を絞り込むために、まずは仮説を出す。

  • 顧客の調査はペルソナを精緻化した上で、インサイトを発見し、顧客の行動につながる施策に落とし込む。

  • 競合を調べるときは、カテゴリが異なる競合に目を向けて売れるヒントを見つける。

  • 自社の歴史をひも解き、本質的な価値と存在意義を知ることにより、競合に真似できない商品をつくる。

1 / 5

調べる前に必要なこと

「調べ方」はすぐに上達する

「商品を売りたいけれど、何から始めたらいいかわからない」「マーケティング経験が浅く、リサーチする機会も少ない」「そもそも調べることに苦手意識がある」。そんな悩みを抱える人たちのために、著者は10年以上の経験とノウハウを本書に詰め込んでいる。

ヒットをつくるための調べ方に必要なのは、正しい「ターゲット」と「セールスポイント」の2つを見極めることである。「ターゲット」は、商品を買ってくれるお客さんのことであり、「セールスポイント」はターゲットの欲求に刺さる商品のポイントだ。

2つに焦点を絞り、よく使う「調べ方」を集中的に習得することで、無駄なお金や時間をかけずに、効率よく調べられるようになる。

「とりあえず調査」はしない

takasuu/gettyimages

「ターゲット」と「セールスポイント」を明らかにするためには、3つのステップがある。

STEP1:なんとなくの感覚で「仮説」を出す。

STEP2:仮説検証サイクルをグルグル回す。

STEP3:打ち手を実行する。

本書の対象は、打ち手を実行する前のSTEP1とSTEP2だ。

STEP1では「とりあえず調査」という考え方を徹底的に捨てることが重要だ。「なんとなく」で構わないので、直感的に感じる問題や本質的な問題だと思うことから「仮説」を立てる。

「なんとなく」とはいえ、あてずっぽうでよいということではない。「現時点で一番ありえそうな結論」を導き出す。調べ始める前に、まず自分の頭で考え、結論を出す習慣をつけるようにしよう。

仮説で次の打ち手を見つける

例えば、

もっと見る
この続きを見るには...
残り3955/4609文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2022.01.12
Copyright © 2025 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

会議の強化書
会議の強化書
高橋輝行
知的文章術入門
知的文章術入門
黒木登志夫
お金のむこうに人がいる
お金のむこうに人がいる
田内学
14歳からの個人主義
14歳からの個人主義
丸山俊一
読解力の強化書
読解力の強化書
佐藤優
Invent & Wander
Invent & Wander
関美和(訳)ジェフ・ベゾスウォルター・アイザックソン(序文)
史上最高にわかりやすい説明術
史上最高にわかりやすい説明術
深沢真太郎
入社1年目から差がつく 問題解決練習帳
入社1年目から差がつく 問題解決練習帳
グロービス岡重文(執筆)

同じカテゴリーの要約

「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか
「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか
三宅香帆
頼るのがうまい人がやっていること
頼るのがうまい人がやっていること
有川真由美
リーダーの否定しない習慣
リーダーの否定しない習慣
林健太郎
記憶脳
記憶脳
樺沢紫苑
「リーダーシップのベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「リーダーシップのベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
藤吉豊小川真理子
頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
安達裕哉
リーダーの「任せ方」の順番
リーダーの「任せ方」の順番
伊庭正康
無料
締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか
締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか
安達未来
カスハラの正体
カスハラの正体
関根眞一
経営12カ条
経営12カ条
稲盛和夫